「カフェきごさいズーム句会」四月 句会報告(飛岡光枝選)
第三十七回(2026年4月11日)の句会報告です。( )は添削例。この句会はどなたでも参加可能です。右の案内からお申込みください。見学も大歓迎です。
第一句座
【特選】
波音を聞きたし箱の桜貝 斉藤真知子
(波音の恋しき箱の桜貝)
一枝のかくもふぶいて雪柳 葛西美津子
(一枝のかくもふぶくや雪柳)
おぼろへと万のともしびクルーズ船 伊藤涼子
菜の花やこの村のどこ歩きても 斉藤真知子
【入選】
一片の花屑つけてコリーの背 田原眞知
かたくりの花の見送る峠道 藤井和子
見下ろせる松の緑や南大門 田原眞知
花冷やしみじみ母の掌 赤塚さゆり
しやぼん玉力抜くとはむつかしく 高橋真樹子
ふるさとの山は転た寝山桜 早川光尾
背戸に吊る箒古びぬ山椿 花井淳
もう十年酌みて八十花あかり 花井淳
(あと十年酌みて八十花あかり)
かぎ針で春を編み込むコースター 矢野京子
(かぎ針で春編み込むやコースター)
菜の花や一息ついて野良仕事 赤塚さゆり
パンダ無きパンダ舎となりかげろへる 伊藤涼子
(パンダ無きパンダ舎たたく春の雨)
日々増ゆるハンガー鴉の巣現はる 伊藤涼子
(日々増ゆるハンガー鴉の大きな巣)
初花やこのふろしきと旅いくつ 花井淳
(初花やこのふろしきと旅幾度)
菜の花やキャッチボールを日暮まで 高橋真樹子
初花やにはかに街の動きだし 矢野京子
(初花やにはかに街の動きだす)
飛岡光枝出句
西郷どん今年の花にまみれけり
第二句座(席題・ものの芽、遍路)
【特選】
みな後ろ姿となりし遍路杖 高橋真樹子
東に月の残れる遍路かな 葛西美津子
【入選】
ものの芽のあかあかとまたあをあをと 葛西美津子
堅パンを携へ歩む遍路道 花井淳
青い目のお遍路お茶に合掌す 伊藤涼子
黒潮の風に飛ばされ遍路笠 伊藤涼子
ものの芽にかがむや箒投げ出して 藤倉桂
波音にもらふ力や遍路みち 斉藤真知子
見のがせぬうどん食べる遍路かな 花井淳
(見のがせずうどん食べる遍路かな)
飛岡光枝出句
白きものばかりを干して遍路宿
