十二月二十二日は二十四節気の冬至です。冬至は一年中で最も昼が短く夜が長い日です。
冬至の日に、柚子湯に入る風習には様々な説がありますが柚子湯に入ると風邪をひかないといわれています。
子どもの頃、祖母の家に行くと庭に実った柚子を料理に使ったあと皮や種を布の袋に入れて風呂に浮かべていました。良い香りのお風呂だと思いましたが子どもの肌にはチカチカとする刺激が苦手でした。湯上がりの肌に残る柚子の香りとともに懐かしく思い出します。
ぷかぷかと浮かんだ黄色い柚子を眺めながら良い香りに包まれてお湯につかるのは
年末の慌ただしさを、しばし忘れさせてくれます。(真知子)
柚子風呂やまた新しき日の来たる 真知子