a la carte_節分
節分は、季節の移り変わる「立春、立夏、立秋、立冬」の前日をいう。
現在は、立春の前日が重視され、神社、仏閣で、鬼やらい、豆まき、などの節分行事が行われている。
わが家では、厄除けの鰯の塩焼きを食べ、今年の恵方を向いて、太巻きずしを、丸かぶりする。丸かぶりの謂れは、はっきりとはわからないが、幸福を祈って、豪快に、おいしくいただく。
数え歳の数だけ、豆を食べるのも恒例であったが、だんだん、お腹が張る数になってきたので、近年は、「気分は三十歳」ということにして、三十粒を食べる事にしている。
節分は、邪悪なものを追い出し、清々しい気分で春を迎える、大切な日である。(洋子)
節分や灰をならしてしづごころ 久保田万太郎