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    《連衆》 松川まさみ、青沼尾燈子、上田雅子、密田妖子、佐藤森恵、西川遊歩、花井 淳、高橋真樹子、三玉一郎
    飛岡光枝(捌)

    二〇二六年五月二十日~
    【初折の表】
    発句  水亭は釘隠さへかきつばた      飴山實(夏) 
    脇    香もなつかしき鮴汁の椀      まさみ(夏)
    第三  来年が最後のショパンコンクール    一郎(雑)
    四    ガラスの靴はちよつと窮屈     真樹子(雑)
    五   ラ・フランス名門女子大共学に     遊歩(秋)
    六    教会の鐘秋すみわたり        妖子(秋)
    【初折の裏】
    初句  戦乱の瓦礫に立ちて月仰ぐ      まさみ(秋・月)
    二    なほ現れぬ沈黙の神        尾燈子(雑)
    三   九十の母の闘ふ拉致の闇        雅子(雑)
    四    天に一声凍鶴一羽          遊歩(冬)
    五   封じ手も棋士も眠れる冬の月      一郎(冬・月)
    六    微睡みもせずひかるAI      尾燈子(雑)
    七   夕顔のはかなき闇の逢瀬にて      妖子(夏・恋)
    八    蔵にながなが白蛇の衣        妖子(夏)
    九   心地よき波と遊びて天女らは     尾燈子(雑)
    十    てふてふ渡る百の島々         淳(春)
    十一  海底に眠る戦艦はなふぶき       一郎(春・花)
    折端   声はなやぎて一番茶摘む       妖子(春)
    【名折の表】
    初句  五十にてワールドカップのピッチへと 尾燈子(雑)
    二    心に響くヨイトマケの唄       妖子(雑)
    三   ぼた山は夕日に染まりうつとりと    遊歩(雑)
    四    東京といふ荒野をめざし       森恵(雑)
    五   人間も熊も好きなり旨い物       妖子(冬)
    六    師僧の隠す蜂蜜の壺        尾燈子(雑)
    七   三十年封開けられぬ文のあり      一郎(雑・恋)
    八    波に洗はる小貝か骨か        森恵(雑)