【初表】
発句 大空を夢見て筍伸びゆけり 文 (夏)
脇 鯰料理の美味きこの頃 雅子 (夏)
三 活き活きと餅屋の暮し初句集 雅子 (雑)
四 一番鶏が長々と啼く ミツコ(雑)
五 祝福の聖堂の上月静か 文 (秋・月)
コンクラーベと言わないところがいい、
一番鶏に聖書の面影。
次の秋はどうでしょう。
【付句候補】
・〇
祝福の聖堂の上月静か
・△
一万の選句終へたる秋扇(一郎)
みちのくの廃炉照らして夜半の月(尾燈子)
・
有明の森閑と街を見下ろせり
月光に浮かぶオアシス椰子の影
あんな奴に世界おろおろ月涼し(夏)
牛糞のいまだ湯気あげ月照らす
日の出湯の煙突に有明の月