【初裏】
四 戦車の残骸街に転がり 雅子 (雑)
五 玉の子の産声あげる雪の夜 文 (冬)
六 キリンのゆめは故郷サバンナ まさみ(雑)
七 人類の足跡照らすけふの月 光枝 (秋・月)
八 ダリの時計か猿の腰掛 まさみ(秋)
九 遊糸飛ぶカーブミラーを姿見に 妖子 (秋)
十 芸人一行天城越えゆく 妖子 (雑)
現代の天城越えは車で。
この句だけですともろ「伊豆の踊子」ですが
前句と続くと違って見えます。
次から春の三句です。
「遊糸」は陽炎の子季語でもありますが、九は晩秋の「雪迎え」(糸の先に付いて飛ぶ小蜘蛛」の子季語の「遊糸」です。
サイトきごさい歳時記参照ください。
【付句候補】
・〇
芸人一行天城越えゆく
・△
・
頬つぺた張つてドア強く閉め
ペンフレンドはもう来てるはず
ヒールかつかつOLはゆく
女性市長の初登庁日
肝を冷やして逆走車避け
バツ三隠して又ときめいて