いどばた歌仙 善哉「花の巻」初折の裏 七
百万人に推されているアイドル。アイドルになって、輝き続けるのは才能
だけでなく、不断の努力があってのこと。
次は夏の月を詠んでください。
【初折の裏】
一 長き夜にコンクラーベの始まりて 史生(秋)
二 山から山へ上がる狼煙 尾燈子(雑)
三 後宮に貴妃の奏づる琵琶の音が 真知子(雑)
四 和歌の上手な恋の狩人 茉胡(雑・恋)
五 くどくには今宵はひどき鼻詰まり みつこ(雑・恋)
六 余熱でつくる半熟卵 史生(雑)
七 フォロワーが百万人のアイドルに 久美(雑)
八
〇
カワイイが受けてフォロワー百万人(久美)(フォロワーが百万人のアイドルに)
△
節約の年金暮しいつまでぞ(茉胡)
押し付けの民主主義すぐ崩壊し(美津子)(強権が分断招く民主主義)
・
若造に何がわかると突つぱねて
万博のアフターヌーンティーちと高く
ひと月でまだ効果出ぬダイエツト
伝説の相場師がまた動き出し
デコトラは北から南走り抜け
前髪をいつも気にする十五歳