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いどばた歌仙 善哉

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いどばた歌仙 善哉「花」の巻 名残の表 三                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

しばらくお休みになり申し訳ございませんでした。
パソコンがついに壊れてしまいました。以前も調子悪い時があり、
新しいパソコンは購入していました。
ただ、古いパソコンがまた使えるようになったので、初期設定はして
いませんでした。急遽、初期設定に取り組むことになりました。
一日中、解説本を見ながら、不明なところはスマホで調べて、必死に
がんばりまして、なんとか設定できました。

これまでは業者の方に来ていただいて設定してもらっていました。
今回は自力で設定したので、ささやかですが「なせば成る」を実感し
た次第です。

三は、前句の「黒船」から連想される昨今の関税問題からの時事句が
多くでました。時事句でもいいのですが、発想が同じということにな
るので、最終的には、眼下に黒船を見る心の余裕を感じる句をいただ
きました。

次も雑で詠んでください。大きく転じてください。
締め切りは、月曜日午後8時です。

【初折の裏】      
十    夢か現か二度寝の沼に      尾燈子(雑)
十一  今生は烏に生まれ花の山      久美(春・花)
折端   釣り糸垂らす永き日の暮れ    真知子(春)
【名残の表】
初句  茶摘唄背なの赤子も唱和して    茉胡(春)
二    坂の上より見ゆる黒船      美津子(雑) 
三   写経する墨の香りにつつまれて   真樹子(雑)  
           
〇
古硯寺町の香をすりこめて(真樹子)(写経する墨の香りにつつまれて)

△
トランプの恫喝株の乱高下(茉胡)
強引に関税迫るトランプ流(尾燈子)
関税と為替のカードいつ切らん(久美)

・
初めてのアメリカ米でオムライス
人群れてひつぱりだこの瓦版
今日もまた米の値段を書き換へて
週明けて株価ようやく下げ止まり
町おこし大河ドラマの舞台へと

投稿日:2025年5月17日 作成者: kinosita2025年5月17日

いどばた歌仙 善哉「花」の巻 名残の表 二                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      

穏やかな前句から一転、開国迫る黒船が現れました。
前々句に、「釣り糸垂らす」があるので水辺に関係した言葉を避けます。

次は雑の長句で詠んでください。

【初折の裏】      
九   したたかに酔ってくぐらんドヤの門 貝太(雑)
十    夢か現か二度寝の沼に      尾燈子(雑)
十一  今生は烏に生まれ花の山      久美(春・花)
折端   釣り糸垂らす永き日の暮れ    真知子(春)
【名残の表】
初句  茶摘唄背なの赤子も唱和して    茉胡(春)
二    坂の上より見ゆる黒船      美津子(雑) 
三  
           
〇
黒船泊まる下田の港(美津子)(坂の上より見ゆる黒船)

△
人垣越えぬ空飛ぶ車(貝太)

・
二、三軒おき幟流れる
家業継ぐべく戻る古里
ぬるき湯舟に手足伸ばさん
英語飛び交ふ温泉の宿
横入りしてパビリオンへと
いただきますと拝むおにぎり

投稿日:2025年5月13日 作成者: kinosita2025年5月13日

いどばた歌仙 善哉「花」の巻 名残の表 初句                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

赤ちゃんをおんぶして茶摘みをしているのでしょうか。
喃語で何か喋っているのを「唱和して」とは楽しいです。

次は雑の短句(77)です。
締切は月曜日の午後8時です。

【初折の裏】      
七   フォロワーが百万人のアイドルに  久美(雑)
八    スタジアムより見る月涼し    史生(夏・月) 
九   したたかに酔ってくぐらんドヤの門 貝太(雑)
十    夢か現か二度寝の沼に      尾燈子(雑)
十一  今生は烏に生まれ花の山      久美(春・花)
折端   釣り糸垂らす永き日の暮れ    真知子(春)
【名残の表】
初句  茶摘唄背なの赤子も唱和して    茉胡(春)
二
           
〇
背なの子の唱和してをり茶摘唄(茉胡)(茶摘唄背なの赤子も唱和して)

△
春深し秘仏の扉開かれて(美津子)
壬生念仏炮烙割に始まりて(史生)

・
初虹淡くたちまちに消ゆ(575で)
挿すも難し柳の鬘 (575で)
嫁菜摘む信濃の国にふみこんで
草原に猫の子の鳴くこゑのして
迷ひ来て桃の花咲く山里へ
南国や一味違ふ茶摘み唄

投稿日:2025年5月9日 作成者: kinosita2025年5月10日

いどばた歌仙 善哉「花」の巻 初折の裏 折端                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

沼、山と続いたので海でなく「暮れ」としました。
名残の表に入ります。
初句は晩春で詠んでください。

【初折の裏】      
七   フォロワーが百万人のアイドルに  久美(雑)
八    スタジアムより見る月涼し    史生(夏・月) 
九   したたかに酔ってくぐらんドヤの門 貝太(雑)
十    夢か現か二度寝の沼に      尾燈子(雑)
十一  今生は烏に生まれ花の山      久美(春・花)
折端   釣り糸垂らす永き日の暮れ    真知子(春)
【名残の表】
初句 
           

〇
釣り糸垂らす永き日の海(真知子)(海→暮れ)

△
孫も手伝う八十八夜(美津子)(畑に唄声八十八夜)

・
しんがりを行く子猫数匹
屋台の隅で木の芽田楽
黄砂に紛れ核のごみ降る
読経のひびく春暁の寺
しばしの友に赤き風船
仰ぎ見てゐる一本の独活

投稿日:2025年5月9日 作成者: kinosita2025年5月9日

いどばた歌仙 善哉「花」の巻 初折の裏 十一                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

今生は烏になっていました。花の山を飛んでいます。
次は春の句を。

【初折の裏】
五   くどくには今宵はひどき鼻詰まり  みつこ(雑・恋) 
六    余熱でつくる半熟卵       史生(雑)       
七   フォロワーが百万人のアイドルに  久美(雑)
八    スタジアムより見る月涼し    史生(夏・月) 
九   したたかに酔ってくぐらんドヤの門 貝太(雑)
十    夢か現か二度寝の沼に      尾燈子(雑)
十一  今生は烏に生まれ花の山      久美(春・花)
十二   

〇
このたびは烏に生まれ花の山(久美)(このたびは→今生は)

△
花の影額の角に驚きて(みつこ)(ユニコーンそれとも鹿?)
幼な子の駆け出す花の散歩道(真樹子)(幼子は急に駆け出す花の下)

・
いそいそと叔母の形見の花衣
満開の花を横目に勤め人
花ふふむ義足にやつと慣れし頃
最果ての地にもようやく花咲きて
風に舞ふ花追いかける笑い声(笑い声→笑ひ声)
父植ゑしわが誕生の花万朶

投稿日:2025年5月7日 作成者: kinosita2025年5月8日

いどばた歌仙 善哉「花の巻」初折の裏 十                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

夢から覚めれば何者にでもどのようにでも展開できます。
△の句は、いいのですがどうしても続きになってしまいます。

次は、花の定座です。

【初折の裏】
五   くどくには今宵はひどき鼻詰まり  みつこ(雑・恋) 
六    余熱でつくる半熟卵       史生(雑)       
七   フォロワーが百万人のアイドルに  久美(雑)
八    スタジアムより見る月涼し    史生(夏・月) 
九   したたかに酔ってくぐらんドヤの門 貝太(雑)
十    夢か現か二度寝の沼に      尾燈子(雑)
十一    

〇
二度寝の頭おぼろおぼろに(尾燈子)(夢か現か二度寝の沼に)

△
保険も効かぬ偽名生活(茉胡)(も効かぬ→使へぬ)
五十年後に晒す本名(真樹子)
家族写真は肌身離さず(久美)

・
太宰が好きで春樹が嫌ひ
意地悪ベンチ増える公園
大地震にあひ全壊の家
隣も未だオープンできず
会社を売りて億万の富

投稿日:2025年5月6日 作成者: kinosita2025年5月7日

いどばた歌仙 善哉「花の巻」初折の裏 九                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

一転して、ドヤ(簡易宿舎)が。したたかに酔っている状況も
なにか厳しい現実があるのかと。

次も雑です。

【初折の裏】
四    和歌の上手な恋の狩人      茉胡(雑・恋)
五   くどくには今宵はひどき鼻詰まり  みつこ(雑・恋) 
六    余熱でつくる半熟卵       史生(雑)       
七   フォロワーが百万人のアイドルに  久美(雑)
八    スタジアムより見る月涼し    史生(夏・月) 
九   したたかに酔ってくぐらんドヤの門 貝太(雑)    

〇
したたかに酔ってくぐらんドヤの門(貝太)(酔って→酔つて)

△
整備終ふ明日の天気を気にしつつ(尾燈子)

・
満を持しフォーミュラワンへ復帰して
年々にふるさとの川懐かしき
森深くコロポックルを探す旅
履き慣れたジーンズ一つ旅の友
スカウトの鋭き目逸材掘り出さむ(前々句のアイドルに戻ります)
黒船に車と米がぎつしりと

投稿日:2025年5月6日 作成者: kinosita2025年5月6日

いどばた歌仙 善哉「花の巻」初折の裏 八                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

前句を受け、大きなスタジアムでの公演中に見る夏の月となると
続きになってしまうのですが、「スタジアム」が様々なスポーツを
連想させるので、競技者、観戦者の仰ぐ夏の月ともなります。

続きにならぬよう、雑で転じてください。
締切は、月曜日の午後8時です。

【初折の裏】
三   後宮に貴妃の奏づる琵琶の音が   真知子(雑)
四    和歌の上手な恋の狩人      茉胡(雑・恋)
五   くどくには今宵はひどき鼻詰まり  みつこ(雑・恋) 
六    余熱でつくる半熟卵       史生(雑)       
七   フォロワーが百万人のアイドルに  久美(雑)
八    スタジアムより見る月涼し    史生(夏・月) 
九    

〇
スタジアムより夏の月見ゆ(史生)(夏の月見ゆ→見る月涼し)

△
仮縫ひ済みて仰ぐ夏月(真知子)(仮縫ひの済み夏の月見る)

・
講演会終へ涼し月影
夜店の並ぶ土手月涼し
ふうわりふわり月夜の海月
仮縫いすみて仰ぐ夏月(仮縫いすみて→仮縫ひの済み)
済み)
月は傾き昇る蠍座
夏の月上ぐ球宴の果て

投稿日:2025年5月3日 作成者: kinosita2025年5月4日

いどばた歌仙 善哉「花の巻」初折の裏 七                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

百万人に推されているアイドル。アイドルになって、輝き続けるのは才能
だけでなく、不断の努力があってのこと。

次は夏の月を詠んでください。

【初折の裏】
一   長き夜にコンクラーベの始まりて  史生(秋)
二    山から山へ上がる狼煙      尾燈子(雑)
三   後宮に貴妃の奏づる琵琶の音が   真知子(雑)
四    和歌の上手な恋の狩人      茉胡(雑・恋)
五   くどくには今宵はひどき鼻詰まり  みつこ(雑・恋) 
六    余熱でつくる半熟卵       史生(雑)       
七   フォロワーが百万人のアイドルに  久美(雑)
八       

〇
カワイイが受けてフォロワー百万人(久美)(フォロワーが百万人のアイドルに)

△
節約の年金暮しいつまでぞ(茉胡)
押し付けの民主主義すぐ崩壊し(美津子)(強権が分断招く民主主義)

・
若造に何がわかると突つぱねて
万博のアフターヌーンティーちと高く
ひと月でまだ効果出ぬダイエツト
伝説の相場師がまた動き出し
デコトラは北から南走り抜け
前髪をいつも気にする十五歳

投稿日:2025年5月1日 作成者: kinosita2025年5月2日

いどばた歌仙 善哉「花の巻」初折の裏  六                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

「鼻詰まり」からの「声」関係は、どうしても付き過ぎになります。
日常のスケッチで半熟卵をつくりました。

次も雑で詠んでください。

【初折の表】
六    あきんど集ふ豊年の村     貝太(秋)
【初折の裏】
一   長き夜にコンクラーベの始まりて 史生(秋)
二    山から山へ上がる狼煙     尾燈子(雑)
三   後宮に貴妃の奏づる琵琶の音が  真知子(雑)
四    和歌の上手な恋の狩人     茉胡(雑・恋)
五   くどくには今宵はひどき鼻詰まり みつこ(雑・恋) 
六    余熱でつくる半熟卵      史生(雑)       
七       

〇
七分計り玉子を茹でて(史生)(余熱でつくる半熟卵)

△
余生のんびり元探知犬(美津子)
日曜日には撮り鉄となり(真知子)

・
大人への一歩戸惑ふ変声期
孫と言われて預金を下ろす
闇の宙へと宇宙船消ゆ
拍手で結ぶ襲名披露(役者が出ているので)
泣きの一手で親に無心を
ミャクミャクが呼ぶ大屋根の空(大屋根の空→大屋根リング)

投稿日:2025年5月1日 作成者: kinosita2025年5月1日

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