いどばた歌仙 善哉「初空の巻」名残の表 十
「おふくろの味」は心のよりどころとも。
次は月の定座です。秋の月で詠んでください。
【名残の表】
五 さつきから裏口叩く雪女 真知子(冬)
六 炬燵の中で足絡ませる 真樹子(冬・恋)
七 遠く見るポーカーフェイス恋しくて 尾燈子(雑・恋)
八 ネットカジノで稼ぐ大金 うた子(雑)
九 求人はリゾートバイト実は詐欺 美津子(雑)
十 夢にまで見る母の肉じやが 真樹子(雑)
十一
〇
夢にまで見る母の肉じゃが(真樹子)(肉じゃが→肉じやが)
△
森を追われるオランウータン(美津子)(追われる→追はれる)
・
どこまでやるの美容整形
浮かれ浮かれて小唄鼻歌
おぬしも悪よ口入れ稼業
格子窓から眺める夜空(次が月の定座なので)
大海原を悠悠とゆく
川からのぼる異国の太陽(次が月の定座なので)
捨て猫見つく学校帰り
青春の歌今も忘れず
日本列島七割が山