いどばた歌仙 善哉「花の巻」初折の裏 八
前句を受け、大きなスタジアムでの公演中に見る夏の月となると
続きになってしまうのですが、「スタジアム」が様々なスポーツを
連想させるので、競技者、観戦者の仰ぐ夏の月ともなります。
続きにならぬよう、雑で転じてください。
締切は、月曜日の午後8時です。
【初折の裏】
三 後宮に貴妃の奏づる琵琶の音が 真知子(雑)
四 和歌の上手な恋の狩人 茉胡(雑・恋)
五 くどくには今宵はひどき鼻詰まり みつこ(雑・恋)
六 余熱でつくる半熟卵 史生(雑)
七 フォロワーが百万人のアイドルに 久美(雑)
八 スタジアムより見る月涼し 史生(夏・月)
九
〇
スタジアムより夏の月見ゆ(史生)(夏の月見ゆ→見る月涼し)
△
仮縫ひ済みて仰ぐ夏月(真知子)(仮縫ひの済み夏の月見る)
・
講演会終へ涼し月影
夜店の並ぶ土手月涼し
ふうわりふわり月夜の海月
仮縫いすみて仰ぐ夏月(仮縫いすみて→仮縫ひの済み)
済み)
月は傾き昇る蠍座
夏の月上ぐ球宴の果て