いどばた歌仙 善哉「水鳥 の巻」 はじまります。
発句 水鳥のおもたく見えて浮きにけり 鬼貫
脇(冬)から付けてください。
鬼貫は、万治四年・寛文元年(1661年)4月4日に摂津国河辺群伊丹郷
に上嶋宗春の三男として生まれた。生家は醸造業で、屋号は「油屋」。
上嶋家の遠祖は武士で、鬼貫は折りにふれて仕官している。
8歳で俳諧を始め、13歳で松江維舟(重頼)に師事。京の池田宗旦、伊丹
に移住し開いた誹道学校也雲軒を受講した。16歳ころは宗因風に傾倒。
鬼貫号は、宗旦編『当流籠抜』が初見。18歳であった。
和歌の貫之に対して、俳諧の分野においての貫之という鬼貫号。
発句、紀行文、俳論、随筆、連句をのこしている。
俳論・随筆の集大成である『独ごと』は「まことの外に俳諧なし」で知られる。
