いどばた歌仙 善哉「水鳥 の巻」 名残の表 九
くされ縁、悪縁ならば、執着を断つべしと縁切り寺で知られる鎌八幡へ。
鎌八幡は、大阪の天王寺区にある摂津國八十八箇所第十五番霊場真言宗
豊山派圓珠庵のことです。鎌で悪縁を切るとのこと。
すっきりした気分で次へ。次は雑か月(秋)で詠んでください。
通常月の定座は、十一なのですが、「月は出るにまかせよ」というように
前に出すのも後ろに出すのもありです。
定座は長句ですが、前後だと短句になります。
【名残の表】
四 ブルーカラーの時代到来 茉胡(雑)
五 原発が再稼働する古団扇 真樹子(夏)
六 一匹の蚊に眠り邪魔され 真知子(夏)
七 発掘のファラオの墓にミイラ無く 真樹子(雑)
八 手招きをする薔薇の香水 みつこ(雑・恋)
九 きつぱりと鎌八幡で縁切らん 久美(雑・恋)
十
〇
きつぱりと鎌八幡で縁切らん(久美)
△
横たはるモデルの妻を激写して(美津子)
・
手をのべてロミオを気取る窓の下
恋心封印をして勉学に
略奪と謗り受けども添ひ遂げむ
シャム猫を抱く瞳に囚はれて
寝言いふ癖にも慣れて五十年
初めての女性首相の身だしなみ
身ひとつで肩寄せあふて逃避行
ユーミンの曲を流して逢ひにゆく
