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いどばた歌仙 善哉

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いどばた歌仙 善哉「水鳥 の巻」 初折の裏 七                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                

樹齢が千年を超える神杉を抱く山が眠りにつく。

次も冬で詠んでください。

【初折の裏】
二   誰が忘れし白き羽衣       尾燈子(雑)
三  初めての女性総理で恋女房     史生(雑・恋)
四   いつのまにやら真珠婚式     真樹子(雑・恋)
五  開戦は一瞬なれど終戦は      うたこ(雑)
六   響く島唄呷る泡盛        貝太(雑)
七  大いなる神杉抱き山眠る      みつこ(冬)
八

〇
大いなる神の杉とて冬眠る(みつこ)(大いなる神杉抱(いだ)き山眠る)

△
一年の無沙汰を詫びて賀状書く(真知子)

・
雪しまき欠航物資届かざる
ひつ掴みぐいと差し出す燗徳利
暖炉の火心地良くなりうたた寝す
学生帽島を発つ日の寒桜
年の夜に親戚縁者集まりて
ぬくぬくと日がな炬燵で眠りこけ
まぼろしの氷の国にあこがれて
葱くれる今は畑が趣味の人
大鍋の湯気ありがたや大根焚

投稿日:2025年12月11日 作成者: kinosita2025年12月11日

いどばた歌仙 善哉「水鳥 の巻」 初折の裏 六                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                

この句から、読み手が受け取るものは。

次は冬で詠んでください。
前句にひっぱられないように転じてください。

【初折の裏】
初句 浜辺まで色変へぬ松続く道     桃瑪(秋)
二   誰が忘れし白き羽衣       尾燈子(雑)
三  初めての女性総理で恋女房     史生(雑・恋)
四   いつのまにやら真珠婚式     真樹子(雑・恋)
五  開戦は一瞬なれど終戦は      うたこ(雑)
六   響く島唄呷る泡盛        貝太(雑)
七

〇
響く島唄呷る泡盛(貝太)

△
忘れた頃に津波来襲(茉胡)
遠き世ならじ猿の惑星(真樹子)

・
未だ錯綜日本のけじめ
隣同士で角突き合はせ
ホワイトハウスをスーツで訪ふ日
銃口に挿す一輪の花
エンドロールを見ながら涙
避難の国に選ぶ日本

投稿日:2025年12月10日 作成者: kinosita2025年12月10日

いどばた歌仙 善哉「水鳥 の巻」 初折の裏 五                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 

前句の余韻・余情から情感の交わり(匂・響・移・位)から付けて
もらうと余情付けとなり、詩情豊かな付けとなります。
いただいた句は、前句の「真珠婚式」から「真珠湾」を連想された
かと思いました。奇しくも12月8日でしたし。
言葉の連想・転換は、時に?な展開になるのですが、内容はまさに
で、前句のおだやかな夫婦の歩みが一転した世界になりました。

さあ、次はどう付けましょうか。次も雑で。

【初折の表】
六   野外フェスでは虫も合唱     眞理子(秋)
【初折の裏】
初句 浜辺まで色変へぬ松続く道     桃瑪(秋)
二   誰が忘れし白き羽衣       尾燈子(雑)
三  初めての女性総理で恋女房     史生(雑・恋)
四   いつのまにやら真珠婚式     真樹子(雑・恋)
五  開戦は一瞬なれど終戦は      うたこ(雑)
六

〇
開戦は簡単終戦超困難(うたこ)(開戦は一瞬なれど終戦は)

△
徴兵で大黒柱抜かれたる(茉胡)
イギリスへ夢の留学果たさんと(みつこ)
如何せん電池の切れた保険証(貝太)(如何せん期限の切れた証明書)

・
家一軒買うて朝夕精を出す
鈴鳴らし歌も歌ひて山歩き
女優へと遅まきながら夢果たす
盛大に政治資金で飲み食ひを
ルーブルの王冠狙ふ怪盗団
人生ゲーム上がり探してさまよへば
人生で初めてとりしパスポート
明日のパン求めさまよふパリの街

投稿日:2025年12月9日 作成者: kinosita2025年12月9日

いどばた歌仙 善哉「水鳥 の巻」 初折の裏 四                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                

結婚25年目を記念して祝うのが銀婚式。30年目が真珠婚式。共に歩んだ
日々に想いを馳せて。

初折りの裏から名残の表は序破急の「破」です。
恋を離れて、雑で自由に転じてください。

締切は、月曜日の午後8時です。

【初折の表】
五  叢雲をすいと躱して今日の月    久美(秋・月)
六   野外フェスでは虫も合唱     眞理子(秋)
【初折の裏】
初句 浜辺まで色変へぬ松続く道     桃瑪(秋)
二   誰が忘れし白き羽衣       尾燈子(雑)
三  初めての女性総理で恋女房     史生(雑・恋)
四   いつのまにやら真珠婚式     真樹子(雑・恋)
五

〇
誓ひは真珠のネックレス(真樹子)(いつのまにやら真珠婚式)

△
柳行李も共に古りたり(久美)

・
化粧を控へ家計の工夫
三下り半でパアの連立
育休取りて励む主夫業
業火に燃やす運命の糸
口福を呼ぶパティシエの夫
料理掃除も夫に任せて
朝食だけはいつも一緒に

投稿日:2025年12月6日 作成者: kinosita2025年12月6日

いどばた歌仙 善哉「水鳥 の巻」 初折の裏 三                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                

サッチャー元首相を尊敬していると語った高市氏。
「鉄の女」かと思えば「恋女房」。「恋女房」が際立ちます。
次も雑の恋を詠んでください。

【初折の表】
四   土産と言へば赤福餅よ      史生(雑)
五  叢雲をすいと躱して今日の月    久美(秋・月)
六   野外フェスでは虫も合唱     眞理子(秋)
【初折の裏】
初句 浜辺まで色変へぬ松続く道     桃瑪(秋)
二   誰が忘れし白き羽衣       尾燈子(雑)
三  初めての女性総理で恋女房     史生(雑・恋)
四

〇
初めての女性総理で恋女房(史生)

△
ナース帽天使の笑みに恋ひ焦がれ(久美)
露天風呂つかる乙女の玉の肌(眞理子)

・
結婚の記念日贈り物続く
気づきしは垣根の破れ目誰が仕業
その人は純真無垢な野辺の花
拾はれしスマホが繫ぐ赤い糸
君くれしルージュをひいて十五の夜
星空の下のくちづけ約束し
今朝もまた偶然ながら乗り合はせ

投稿日:2025年12月5日 作成者: kinosita2025年12月5日

いどばた歌仙 善哉「水鳥 の巻」 初折の裏 二                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                

恋の呼び出しになる句かと。
次は雑の恋句を詠んでください。
「羽衣伝説」にならないよう、がらっと転じてください。

都合により、締切りは木曜日の午後8時とさせていただきます。

【初折の表】
第三 大店の丁稚奉公にも慣れて     茉胡(雑)
四   土産と言へば赤福餅よ      史生(雑)
五  叢雲をすいと躱して今日の月    久美(秋・月)
六   野外フェスでは虫も合唱     眞理子(秋)
【初折の裏】
初句 浜辺まで色変へぬ松続く道     桃瑪(秋)
二   誰が忘れし白き羽衣       尾燈子(雑)
三

〇
誰が忘れし白き羽衣(尾燈子)

△
そよ吹く風に羽衣の裾(久美)(羽衣の裾吹く風に揺れ)

・
サイクリング車砂に往生
滅多に出ぬと意地の競り合ひ
君が放りし上着のボタン
コスプレをして動画撮影
風に微笑む政党ポスター
銃を無心に的へ構へり
首まで浸かる富士の温泉
羽衣羽織り天女遊びて

投稿日:2025年12月2日 作成者: kinosita2025年12月3日

いどばた歌仙 善哉「水鳥 の巻」 初折の裏 初句                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                

「色変へぬ松」は晩秋の季語で、紅葉・黄葉の景色の中でその緑は凜とした
美しさがあります。参道のイメージがありますが、真っ先に浮かんだのが
三保の松原へ続く道でした。

ここからは、自由に転じてください。次は雑で詠んでください。

【初折の表】
脇   庭に積もりし明け方の雪     真知子(冬)
第三 大店の丁稚奉公にも慣れて     茉胡(雑)
四   土産と言へば赤福餅よ      史生(雑)
五  叢雲をすいと躱して今日の月    久美(秋・月)
六   野外フェスでは虫も合唱     眞理子(秋)
【初折の裏】
初句 浜辺まで色変へぬ松続く道     桃瑪(秋)
二

〇
谷ひとつ色かへぬ松続く道(桃瑪)(谷ひとつ→浜辺まで)

△
行く秋の焼き立て塩パン列並び(真樹子)(秋惜しみ焼き立てパンに行列す)

・
すつかり肥えた稲雀たち(77になっています)
ななかまど怪談好きの家主ゐて
秋深む人気ラーメン店舗閉づ
古き友来て古酒を酌み交はし
本好きが本屋に檸檬そつと置く
接待の終はれし後は新走
柿の実のやうやく熟れて山の寺
木の実なき山より熊の現れて
メトロより銀杏黄葉の街へ出て

投稿日:2025年12月2日 作成者: kinosita2025年12月2日

いどばた歌仙 善哉「水鳥 の巻」 初折の表 六                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 

現代のそれも、エネルギーあふれる野外フェスに転じました。
前句の月を仰ぐ視点が地上へ。
何万人もの人と一緒にフェスに虫も参加して合唱しているという楽しい
句です。

初折の裏に入ります。晩秋で詠んでください。
締切は、月曜日の午後8時です。

【初折の表】
発句 水鳥のおもたく見えて浮きにけり  鬼貫(冬)
脇   庭に積もりし明け方の雪     真知子(冬)
第三 大店の丁稚奉公にも慣れて     茉胡(雑)
四   土産と言へば赤福餅よ      史生(雑)
五  叢雲をすいと躱して今日の月    久美(秋・月)
六   野外フェスでは虫も合唱     眞理子(秋)
【初折の裏】
初句

〇
野外フェスにて虫も合唱(眞理子)(にて→では)

△
藍の花咲く細道の宿(桃瑪)(藍の花咲くみちのくの宿)

・

草相撲から都へ出でん
君のうわさを運ぶ秋風
岬の丘で野生馬肥ゆる
万葉の歌人さがす旅路へ(秋で)
お猪口に浮かぶ蜉蝣の翅
銀杏黄葉に社華やぐ
蜻蛉の群とすれちがふ径
日に日に太る子芋親芋
やにはに咲きしサボテンの花(サボテンの花は夏です)
松茸飯のただよふ厨

投稿日:2025年11月29日 作成者: kinosita2025年11月29日

いどばた歌仙 善哉「水鳥 の巻」 初折の表 五                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 

叢雲(むらくも)を躱(かわ)し現れた月の美しさ。
次も秋で詠んでください。

【初折の表】
発句 水鳥のおもたく見えて浮きにけり  鬼貫(冬)
脇   庭に積もりし明け方の雪     真知子(冬)
第三 大店の丁稚奉公にも慣れて     茉胡(雑)
四   土産と言へば赤福餅よ      史生(雑)
五  叢雲をすいと躱して今日の月    久美(秋・月)
六
  
〇
流れゆく雲追ひかけて今日の月(叢雲をすいと躱して今日の月)

△
駅ビルに隠れて見へぬ望の月(尾燈子)(高層のビルの間に今日の月)
廊下には芒と団子月の宴(桃瑪)(縁側に芒と団子月を待つ)

・
見霽かす里の方角今日の月
影法師三つ並びてけふの月
故郷の廃止路線を月照らす
山道を月を頼りにひとり行く
お供への行方を知れる月静か
残業の部屋から見ゆるけふの月
月明かり聖なる川に身を清め
どこからか異国のことば月見酒

投稿日:2025年11月28日 作成者: kinosita2025年11月28日

いどばた歌仙 善哉「水鳥 の巻」 初折の表 四                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  

お伊勢参りによく行くのか、故郷なのか、大好物なのか、土産といえば
赤福餅。
次は月の定座です。秋の月で詠んでください。

【初折の表】
発句 水鳥のおもたく見えて浮きにけり  鬼貫(冬)
脇   庭に積もりし明け方の雪     真知子(冬)
第三 大店の丁稚奉公にも慣れて     茉胡(雑)
四   土産と言へば赤福餅よ      史生(雑)
五
  
〇
赤福餅をいつも土産に(史生)(土産と言へば赤福餅よ)

△
匂でわかる今夜のおかず(うたこ)
おちょけの友の夢は落語家(美津子)(おちょけ→おちよけ 表記上)

・
めきめき上がる囲碁の腕前
雑巾を縫ふ廊下の女子
友への返信幾度も直し
新香一切れ茶漬掻き込む
青空のもと散歩をしたる
似顔絵書きに頼む一枚
先頭競ふ市民ランナー
夜明け近づく本来の夢

投稿日:2025年11月26日 作成者: kinosita2025年11月27日

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