次の歌仙の発句を募集します
秋の句を
締切は8月31日(土)20時です
参加されるかたは、「いどばた歌仙 さへづり」参加フォームからお申し込みください。
次の歌仙の発句を募集します
秋の句を
締切は8月31日(土)20時です
参加されるかたは、「いどばた歌仙 さへづり」参加フォームからお申し込みください。
《連衆》
土谷眞理子、伊藤 空、青沼尾燈子、花井 淳、きだりえこ、石川桃瑪、安立由美子、園田靖彦、鈴木千閑、杉東優子、高平玲子、
《捌き》村松二本
二〇二四年七月一日~二〇二四年八月十二日
【初折の表】
発句 釣り上げし鮎や朝日をしたたらす 桃瑪(夏)
脇 これはこれはとゆるる笹百合 二本(夏)
第三 夕さればふることふみを繙きて 由美子(雑)
四 寄せては返す浦のさざ波 千閑(雑)
五 琵琶抱きて月の廊下を渡りゆく 玲子(秋・月)
六 落ちくる雁のつぶらなる声 千閑(秋)
【初折の裏】
初句 病める身に秋風しみる旅にあり 尾燈子(秋)
二 はやも書き出す終焉日記 りえこ(雑)
三 王宮を目掛け市民の石つぶて 空(雑)
四 迷ふことなく下すブロンド 由美子(雑)
五 洗濯夫装ひ通ふトラピスト 玲子(雑・恋)
六 禁酒破つて空ける大樽 空(雑)
七 雪原に馬車の轍のくつきりと 尾燈子(冬)
八 月の凍てつく開墾の鍬 由美子(冬)
九 恐竜の折り重なりて倒れ伏す 空(雑)
十 金庫に戻す実験ノート 玲子(雑)
十一 えぐられし幹よりひとつ今朝の花 りえこ(春・花)
折端 春の渚に流れつく瓶 眞理子(春)
【名残の表】
初句 マウンテンバイク霞の空へ飛び 玲子(春)
二 ポトフに落とす月桂樹の葉 空(雑)
三 英雄と書きし表紙を破り捨て 靖彦(雑)
四 腹探り合ふそろばんの球 由美子(雑)
五 かむろ連れ絽の振袖の路地に消ゆ 千閑(夏)
六 心の内で脱がす麻足袋 玲子(夏・恋)
七 つるつるの光る頭をかき抱き 空(雑・恋)
八 徒に流るる深夜のテレビ 由美子(雑)
九 色あせし指名手配の顔写真 眞理子(雑)
十 けふ一日を暮すアパート 優子(雑)
十一 痩せ猫の水舐めてゐる月明り 由美子(秋・月)
十二 白山仰ぐふるさとの秋 淳(秋)
【名残の裏】
初句 長き夜をヒューマノイドの詩に涙 玲子(秋)
二 からりと揚がる養殖の虫 由美子(雑)
三 星の降る静かの海に降り立ちて 千閑(雑)
四 つぶやくやうに歌ふイマジン りえこ(雑)
五 耳寄せて花と語らふ花の人 千閑(春・花)
挙句 蝶の分け入る蓬莱の山 空(春)
「胡瓜の巻」満尾となりました。
二〇二四年六月十八日~八月六日
《連衆》 青沼尾燈子 安藤久美 石川桃瑪 河本豊 斉藤真知子 高橋真樹子 田村史生 永井貝太 中野美津子 氷室茉胡 三玉一郎 《捌き》木下洋子
【初折の表】
発句 週末を遊び過ぎたる胡瓜かな みつこ(夏)
脇 朝の電車に見ゆる夏富士 真知子(夏)
第三 白浪の沖なる舟を描きゐて 貝太(雑)
四 違ひ棚には達磨人形 桃瑪(雑)
五 八冠の一角崩れ夜半の月 茉胡(秋・月)
六 新米旨しおかはりをせむ 真知子(秋)
【初折の裏】
初句 復興の能登の槌音小鳥くる 久美(秋)
二 総理大臣誰にならうと 真樹子(雑)
三 狼の遠吠え今も山塊に 一郎(雑)
四 妻の寝言にまた起こされて 史生(雑・恋)
五 仲人は何度かけても留守電よ 貝太(雑。恋)
六 防犯カメラ多き街並 茉胡(雑)
七 国境をめざし凍土をひた走り 久美(冬)
八 武勇伝聞く寒月の夜 史生(冬・月)
九 三度目のオリンピックで銅メダル 豊(雑)
十 子々孫々に遺す箱書 桃瑪(雑)
十一 おもむろにシテあらはるる花の宵 久美(春・花)
折端 遠く霞みて天の香具山 美津子(春)
【名残の表】
初句 父と子の漕ぎい出したる春の湖 尾燈子(春)
二 日々欠かさずに株価のチェック 真知子(雑)
三 昼飯はカップラーメンお湯注ぎ 一郎(雑)
四 宇宙滞在千一日目 史生(雑)
五 ひまはりの花をかき分け戻り来る 桃瑪(夏)
六 炎暑の町に止まぬ空爆 真知子(夏)
七 ゲルニカをそそくさと過ぐハネムーン 貝太(雑・恋)
八 あなたのために打つホームラン 一郎(雑・恋)
九 夢うつつ警策ひびく坐禅会 豊(雑)
十 やつと抜け出す買物依存 茉胡(雑)
十一 月明りビルエヴァンスに耳すまし 真樹子(秋・月)
十二 夜寒の床に潜り込む猫 美津子(秋)
【名残の裏】
初句 はやばやと冬支度する山の宿 尾燈子(秋)
二 いぶりがつこの煙もくもく 一郎(雑)
三 八十を超えて日課のスクワツト 真知子(雑)
四 名曲喫茶ありし裏道 桃瑪(雑)
五 再会の酒酌み交す花の下 貝太(春・花)
挙句 春の眠りは雲をまくらに 一郎(春)
次の発句は、
梶の葉を朗詠集のしをりかな 蕪村(秋)
脇(秋)から付けてください。
投句締め切りは、8月20日(火)午後8時です。
暑い日が続きます。体調に気をつけて元気にお過ごしくださいませ。
村松二本さん捌きの「いどばた歌仙 さへづり」の「さへづりの巻」が満尾となりました。
なお次の歌仙の発句を募集します。
締切は6月18日(火)20時です。
切れ字を用いた夏の句をさへづりの投句欄から応募下さい。
どなたでも投句できます。
村松二本さん捌きの「いどばた歌仙 さへづり」の「さへづりの巻」が満尾となりました。
《連衆》
仲田寛子、高平玲子、土谷眞理子、伊藤 空、稲垣雄二、青沼尾燈子、花井 淳、きだりえこ、石川桃瑪、安立由美子、園田靖彦、鈴木千閑、杉東優子
《捌き》村松二本
二〇二四年四月二十四日~六月十六日
【初折の表】
発句 さへづりや椎の梢を分かち合ひ 二本(春)
脇 わさびかをらす天龍の水 りえこ(春)
第三 リニアーカー春の山脈貫いて 玲子(春)
四 牧場に響くカウベルの音 千閑(雑)
五 国境の街は眠らず望の月 桃瑪(秋・月)
六 海鳴遠く鷹渡りゆく 由美子(秋)
【初折の裏】
初句 十年の蟄居をかこつ菊作り りえこ(秋)
二 緖締の玉で作るかんざし 淳(雑)
三 閨を出づめ組の法被ひるがへし 由美子(雑・恋)
四 品川沖に現れし黒船 靖彦(雑)
五 版元は彫師摺師を掻き集め 寛子(雑)
六 富士の裾野のなんとなだらか 尾燈子(雑)
七 汗飛ばしヘビーメタルのギタリスト 由美子(夏)
八 監視カメラに夏の三日月 玲子(夏・月)
九 行き先の知れぬ列車に乗せられて 玲子(雑)
十 天変地異の能登にオーロラ 淳(雑)
十一 花守の髭渺々と三千丈 りえこ(春・花)
折端 畑一面に植ゑる蒟蒻 眞理子(春)
【名残の表】
初句 風光る大道芸の人だかり 優子(春)
二 私服刑事の交はす目配せ 玲子(雑)
三 間一髪楽器ケースにすべり込み 空(雑)
四 レースクイーンの臍に釘付け 由美子(雑)
五 麗しきシュプール描く君が好き 靖彦(冬・恋)
六 お尋ね者の熊をかついで 寛子(冬)
七 ウポポイの神々と酒酌み交はす 空(雑)
八 湖面に映る満天の星 空(雑)
九 草陰の卵ぴしりと音立てて 玲子(雑)
十十 剛速球のいがぐり頭 尾燈子(雑)
十一 月煌々チップを山と積み上ぐる 玲子(秋・月)
十二 夜霧に消えし豪華客船 玲子(秋)
【名残の裏】
初句 天高し落札告ぐる槌の音 玲子(秋)
二 我を誘ふ糸杉の巨樹 空(雑)
三 杣の道せせらぎに喉潤して 千閑(雑)
四 恵比須顔なる旅籠の主 千閑(雑)
五 虚空より眺むる花の吉野山 空(春・花)
挙句 未だをさなき今朝の鶯 りえこ(春)
週明けより「父の日の巻」がスタートします。
発句 「父の日やカードで開ける父の墓 上田雅子」(夏)
脇の締め切りは6月17日(月)午後8時です。夏の短句(七七)をお送りください。
参加される方は、「いどばた歌仙 飛梅」参加フォームからお申し込みください。「飛梅の巻」に参加された方も、あらためて参加申し込みをお願いします。
飛岡光枝さん捌きの「いどばた歌仙 飛梅」の「飛梅の巻」が満尾となりました。
《連衆》
密田妖子 佐藤森恵 篠原隆子 松川まさみ 土谷眞理子 西川遊歩 湯浅菊子 三玉一郎 上田雅子 北側松太 藤倉 桂 川辺酸模 楚立三 尾燈子 石川桃瑪 安藤文 飛岡光枝(捌)
二〇二四年四月一日~六月十四日
【初折の表】
発句 飛梅の莟のつぶて夢の中 光枝 (春)
脇 大きな窓にたびら雪舞ふ まさみ(春)
第三 阿蘇は今空焦がしつつ野火奔る 酸模 (春)
四 シンバル構へ追ふは指揮棒 森恵 (雑)
五 月光の射し入る高速エレベーター 松太 (秋・月)
六 栗羊羹のくり真つ二つ 一郎 (秋)
【初折の裏】
初句 豊年のけさ初孫を授かりて 隆子 (秋)
二 どんぶらこつこ都をめざす 尾燈子(雑)
三 釣書に偽りあるも頼もしく 桂 (雑)
四 女子学生の詰めかけるゼミ 妖子 (雑)
五 老いらくの恋深閑と蝉しぐれ 松太 (夏・恋)
六 背に不意打ちの水鉄砲浴び 遊歩 (夏)
七 砂漠五十年恐竜の骨さぐりあて まさみ(雑)
八 いよよ賑はふ原発の街 隆子 (雑)
九 電線の鴉の凍る月明り 松太 (冬・月)
十 姥捨山を影の彷徨ふ 酸模 (雑)
十一 朝粥に梅干しひとつ花の宿 松太 (春・花)
折端 保護猫親子愛しむ春 遊歩 (春)
【名残の表】
初句 手庇に海市へ向かふ白き船 まさみ(春)
二 陽に朗々とアザーンの声 隆子 (雑)
三 子羊のスープの香りなつかしく 文(雑)
四 現役引退懸ける夏場所 一郎 (夏)
五 居眠りてベリーショートに髪切られ 眞理子(雑)
六 人を呑みこむ「真実の口」 尾燈子(雑)
七 ギャンブルの沼にはまりて抜け出せず 文(雑)
八 妻の鼾に眠り覚めたり 酸模 (雑・恋)
九 夏燃ゆる女の闘い都知事選 雅子 (夏)
十 隣近所に里芋配り 一郎 (秋)
十一 ハイボールからんころんと月上る 文(秋・月)
十二 ゆつくり帰れ茄子の牛歩よ 尾燈子(秋)
【名残の裏】
初句 雪しまく千人風呂に傷癒し 桂 (冬)
二 「火の用心」は鉄斎の筆 妖子 (冬)
三 三体の木乃伊の傾ぐ阿弥陀堂 酸模 (雑)
四 子等全力で揚雲雀追ひ 桂 (春)
五 花吹雪く復興遅き能登の空 雅子 (春・花)
挙句 ひときは大きく春の満月 雅子 (春・月)
いどばた歌仙「善哉」の次の発句は
週末を遊び過ぎたる胡瓜かな 高角みつこ
で「胡瓜の巻」です。
参加される方は、【いどばた歌仙「善哉」に参加する】に入力してください。「雲雀の巻」に参加された方もあらためて参加申し込みをお願いします。
脇の締め切りは、6月18日(火)午後8時です。夏で短句です。尚、歌仙「善哉」は、日曜日は投句お休みですのでご了承ください。
「雲雀の巻」は、いどばた歌仙「善哉」をクリックしていただくとご覧いただけます。
木下洋子さん捌きの「いどばた歌仙 善哉」の「雲雀の巻」が満尾となりました。
2024年4月14日~6月12日
《連衆》青沼尾燈子 安藤久美 石川桃瑪 河本豊 閑古鳥 斉藤真知子
永井貝太 中野美津子 氷室茉胡 山下うた子
【初折の表】
発句 雲雀鳴く毛馬の堤に遊びけり 洋子(春)
脇 耕人仰ぐ夕映えの峰 豊(春)
第三 遅ればせながらと炬燵塞ぎゐて 桃瑪(春)
四 大声で呼びかへす豆腐屋 久美(雑)
五 月今宵猫の集会あるらしく 美津子(秋・月)
六 街の灯遠く秋潮の音 うた子(秋)
【初折の裏】
初句 郁子の実の数多垣根にぶら下がり 桃瑪(秋)
二 あちらこちらに配る釣書 茉胡(雑・恋)
三 だみ声のママと一晩酌み交し 貝太(雑・恋)
四 週に一度のフェイシャルエステ 真知子(雑)
五 紀元前の王の眠れる墓いづこ 尾燈子(雑)
六 砂漠をすすむ隊商の列 真知子(雑)
七 祇園会を飾る異国の懸装品 茉胡(夏)
八 団扇片手にあふぐ夕月 桃瑪(夏・月)
九 叡王も顔色変へる好敵手 美津子(雑)
十 川中島に息を潜める 貝太(雑)
十一 僧ひとり奥へ奥へと花の山 豊(春・花)
折端 朝も早よから作る草餅 久美(春)
【名残の表】
初句 風の中仔馬ゆつくり走り出す 尾燈子(春)
二 正午を告げるビッグベンの鐘 真知子(雑)
三 押し寄せる不法移民に揺るる島 美津子(雑)
四 道化を演じ切り抜ける才 桃瑪(雑)
五 遺言なく揉める相続雪しまく 茉胡(冬)
六 雀と遊び春を待つなり 貝太(冬)
七 書き直しまた書き直すラブレター 真知子(雑・恋)
八 結婚八度あなたとは二度 久美(雑・恋)
九 傷つきし地球あちこち大地震 うた子(雑)
十 うろ覚えなる般若心経 真知子(雑)
十一 山頭火ほろ酔ひで見る今日の月 豊(秋・月)
十二 寝間の中にも蟋蟀の声 美津子(秋)
【名残の裏】
初句 朝寒の唐臼回し玄米に 貝太(秋)
二 ブレイキン見て世界驚く うた子(雑)
三 AIの疲れを知らぬデータ処理 茉胡(雑)
四 改訂版の俳句歳時記 桃瑪(雑)
五 さまざまな想ひ溢れて飛花落花 尾燈子(春・花)
挙句 橋くぐりゆく春の川舟 久美(春)
3つの「いどばた歌仙」が4月からスタートしました。捌きは村松二本さん(さへずり)、飛岡光枝さん(飛梅)、木下洋子さん(善哉)です。誰でも無料で参加できます。途中からでも参加できます。右サイドの申し込みからご参加ください。
この欄は捌き手のメッセージ欄です。必要なとき、お使いください。