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《連衆》
仲田寛子、高平玲子、土谷眞理子、伊藤 空、稲垣雄二、青沼尾燈子、花井 淳、きだりえこ、石川桃瑪、足立由美子、園田靖彦、鈴木千閑、杉東優子
《捌き》村松二本
二〇二四年四月二十四日~
【初折の表】
発句 さへづりや椎の梢を分かち合ひ 二本(春)
脇 わさびかをらす天龍の水 りえこ(春)
第三 リニアーカー春の山脈貫いて 玲子(春)
四 牧場に響くカウベルの音 千閑(雑)
五 国境の街は眠らず望の月 桃瑪(秋・月)
六 海鳴遠く鷹渡りゆく 由美子(秋)
【初折の裏】
初句 十年の蟄居をかこつ菊作り りえこ(秋)
二 緖締の玉で作るかんざし 淳(雑)
三 閨を出づめ組の法被ひるがへし 由美子(雑・恋)
四 品川沖に現れし黒船 靖彦(雑)
五 版元は彫師摺師を掻き集め 寛子(雑)
六 富士の裾野のなんとなだらか 尾燈子(雑)
七 汗飛ばしヘビーメタルのギタリスト 由美子(夏)
八 監視カメラに夏の三日月 玲子(夏・月)
九 行き先の知れぬ列車に乗せられて 玲子(雑)
十 天変地異の能登にオーロラ 淳(雑)
十一 花守の髭渺々と三千丈 りえこ(春・花)
折端 畑一面に植ゑる蒟蒻 眞理子(春)
【名残の表】
初句
二
三
四
五
六
七
八
九
十
十一
十二
【名残の裏】
初句
二
三
四
五
挙句