【初折の裏】
十 花野を駆ける君を追ひかけ 文 (秋・恋)
十一 地芝居のお軽卒寿のあたり役 まさみ(秋)
十二 金毘羅の樽秋の波間に ミツコ(秋)
【名折の表】
初句 身に巣食ふ病倒さん酒をつぐ 文 (雑)
二 けふも売り切れ言問団子 雅子 (雑)
三 手花火にぐつと近づく顔と顔 文 (夏・恋)
講談か落語の名調子風。
次も夏か雑。
【付句候補】
‣〇
手花火にぐつと近づく顔と顔
・△
鍵つ子の手洗つてからうがいして(森恵)
双竜の渦に風立つ天井画(遊歩)
匂ひ立つ丁髷若き新大関(雅子)
・
職安の帰りはいつも川を見る
ライバルが出来て遠距離縁切りへ
黒猫と最愛の妻待つ家路
親しみしオレンジ色の憎い奴
芸者、半玉行き交ふ花街