【初折の表】
発句 釣り上げし鮎や朝日をしたたらす 桃瑪(夏)
脇 これはこれはとゆるる笹百合 二本(夏)
「鮎の巻」始まりました
つぎは第三、雑の長句から
参加されるかたは、「いどばた歌仙 さへづり」参加フォームからお申し込みください。
【初折の表】
発句 釣り上げし鮎や朝日をしたたらす 桃瑪(夏)
脇 これはこれはとゆるる笹百合 二本(夏)
「鮎の巻」始まりました
つぎは第三、雑の長句から
参加されるかたは、「いどばた歌仙 さへづり」参加フォームからお申し込みください。
村松二本さん捌きの「いどばた歌仙 さへづり」の「さへづりの巻」が満尾となりました。
なお次の歌仙の発句を募集します。
締切は6月18日(火)20時です。
切れ字を用いた夏の句をさへづりの投句欄から応募下さい。
どなたでも投句できます。
村松二本さん捌きの「いどばた歌仙 さへづり」の「さへづりの巻」が満尾となりました。
《連衆》
仲田寛子、高平玲子、土谷眞理子、伊藤 空、稲垣雄二、青沼尾燈子、花井 淳、きだりえこ、石川桃瑪、安立由美子、園田靖彦、鈴木千閑、杉東優子
《捌き》村松二本
二〇二四年四月二十四日~六月十六日
【初折の表】
発句 さへづりや椎の梢を分かち合ひ 二本(春)
脇 わさびかをらす天龍の水 りえこ(春)
第三 リニアーカー春の山脈貫いて 玲子(春)
四 牧場に響くカウベルの音 千閑(雑)
五 国境の街は眠らず望の月 桃瑪(秋・月)
六 海鳴遠く鷹渡りゆく 由美子(秋)
【初折の裏】
初句 十年の蟄居をかこつ菊作り りえこ(秋)
二 緖締の玉で作るかんざし 淳(雑)
三 閨を出づめ組の法被ひるがへし 由美子(雑・恋)
四 品川沖に現れし黒船 靖彦(雑)
五 版元は彫師摺師を掻き集め 寛子(雑)
六 富士の裾野のなんとなだらか 尾燈子(雑)
七 汗飛ばしヘビーメタルのギタリスト 由美子(夏)
八 監視カメラに夏の三日月 玲子(夏・月)
九 行き先の知れぬ列車に乗せられて 玲子(雑)
十 天変地異の能登にオーロラ 淳(雑)
十一 花守の髭渺々と三千丈 りえこ(春・花)
折端 畑一面に植ゑる蒟蒻 眞理子(春)
【名残の表】
初句 風光る大道芸の人だかり 優子(春)
二 私服刑事の交はす目配せ 玲子(雑)
三 間一髪楽器ケースにすべり込み 空(雑)
四 レースクイーンの臍に釘付け 由美子(雑)
五 麗しきシュプール描く君が好き 靖彦(冬・恋)
六 お尋ね者の熊をかついで 寛子(冬)
七 ウポポイの神々と酒酌み交はす 空(雑)
八 湖面に映る満天の星 空(雑)
九 草陰の卵ぴしりと音立てて 玲子(雑)
十十 剛速球のいがぐり頭 尾燈子(雑)
十一 月煌々チップを山と積み上ぐる 玲子(秋・月)
十二 夜霧に消えし豪華客船 玲子(秋)
【名残の裏】
初句 天高し落札告ぐる槌の音 玲子(秋)
二 我を誘ふ糸杉の巨樹 空(雑)
三 杣の道せせらぎに喉潤して 千閑(雑)
四 恵比須顔なる旅籠の主 千閑(雑)
五 虚空より眺むる花の吉野山 空(春・花)
挙句 未だをさなき今朝の鶯 りえこ(春)
週明けより「父の日の巻」がスタートします。
発句 「父の日やカードで開ける父の墓 上田雅子」(夏)
脇の締め切りは6月17日(月)午後8時です。夏の短句(七七)をお送りください。
参加される方は、「いどばた歌仙 飛梅」参加フォームからお申し込みください。「飛梅の巻」に参加された方も、あらためて参加申し込みをお願いします。
飛岡光枝さん捌きの「いどばた歌仙 飛梅」の「飛梅の巻」が満尾となりました。
《連衆》
密田妖子 佐藤森恵 篠原隆子 松川まさみ 土谷眞理子 西川遊歩 湯浅菊子 三玉一郎 上田雅子 北側松太 藤倉 桂 川辺酸模 楚立三 尾燈子 石川桃瑪 安藤文 飛岡光枝(捌)
二〇二四年四月一日~六月十四日
【初折の表】
発句 飛梅の莟のつぶて夢の中 光枝 (春)
脇 大きな窓にたびら雪舞ふ まさみ(春)
第三 阿蘇は今空焦がしつつ野火奔る 酸模 (春)
四 シンバル構へ追ふは指揮棒 森恵 (雑)
五 月光の射し入る高速エレベーター 松太 (秋・月)
六 栗羊羹のくり真つ二つ 一郎 (秋)
【初折の裏】
初句 豊年のけさ初孫を授かりて 隆子 (秋)
二 どんぶらこつこ都をめざす 尾燈子(雑)
三 釣書に偽りあるも頼もしく 桂 (雑)
四 女子学生の詰めかけるゼミ 妖子 (雑)
五 老いらくの恋深閑と蝉しぐれ 松太 (夏・恋)
六 背に不意打ちの水鉄砲浴び 遊歩 (夏)
七 砂漠五十年恐竜の骨さぐりあて まさみ(雑)
八 いよよ賑はふ原発の街 隆子 (雑)
九 電線の鴉の凍る月明り 松太 (冬・月)
十 姥捨山を影の彷徨ふ 酸模 (雑)
十一 朝粥に梅干しひとつ花の宿 松太 (春・花)
折端 保護猫親子愛しむ春 遊歩 (春)
【名残の表】
初句 手庇に海市へ向かふ白き船 まさみ(春)
二 陽に朗々とアザーンの声 隆子 (雑)
三 子羊のスープの香りなつかしく 文(雑)
四 現役引退懸ける夏場所 一郎 (夏)
五 居眠りてベリーショートに髪切られ 眞理子(雑)
六 人を呑みこむ「真実の口」 尾燈子(雑)
七 ギャンブルの沼にはまりて抜け出せず 文(雑)
八 妻の鼾に眠り覚めたり 酸模 (雑・恋)
九 夏燃ゆる女の闘い都知事選 雅子 (夏)
十 隣近所に里芋配り 一郎 (秋)
十一 ハイボールからんころんと月上る 文(秋・月)
十二 ゆつくり帰れ茄子の牛歩よ 尾燈子(秋)
【名残の裏】
初句 雪しまく千人風呂に傷癒し 桂 (冬)
二 「火の用心」は鉄斎の筆 妖子 (冬)
三 三体の木乃伊の傾ぐ阿弥陀堂 酸模 (雑)
四 子等全力で揚雲雀追ひ 桂 (春)
五 花吹雪く復興遅き能登の空 雅子 (春・花)
挙句 ひときは大きく春の満月 雅子 (春・月)
いどばた歌仙「善哉」の次の発句は
週末を遊び過ぎたる胡瓜かな 高角みつこ
で「胡瓜の巻」です。
参加される方は、【いどばた歌仙「善哉」に参加する】に入力してください。「雲雀の巻」に参加された方もあらためて参加申し込みをお願いします。
脇の締め切りは、6月18日(火)午後8時です。夏で短句です。尚、歌仙「善哉」は、日曜日は投句お休みですのでご了承ください。
「雲雀の巻」は、いどばた歌仙「善哉」をクリックしていただくとご覧いただけます。
木下洋子さん捌きの「いどばた歌仙 善哉」の「雲雀の巻」が満尾となりました。
2024年4月14日~6月12日
《連衆》青沼尾燈子 安藤久美 石川桃瑪 河本豊 閑古鳥 斉藤真知子
永井貝太 中野美津子 氷室茉胡 山下うた子
【初折の表】
発句 雲雀鳴く毛馬の堤に遊びけり 洋子(春)
脇 耕人仰ぐ夕映えの峰 豊(春)
第三 遅ればせながらと炬燵塞ぎゐて 桃瑪(春)
四 大声で呼びかへす豆腐屋 久美(雑)
五 月今宵猫の集会あるらしく 美津子(秋・月)
六 街の灯遠く秋潮の音 うた子(秋)
【初折の裏】
初句 郁子の実の数多垣根にぶら下がり 桃瑪(秋)
二 あちらこちらに配る釣書 茉胡(雑・恋)
三 だみ声のママと一晩酌み交し 貝太(雑・恋)
四 週に一度のフェイシャルエステ 真知子(雑)
五 紀元前の王の眠れる墓いづこ 尾燈子(雑)
六 砂漠をすすむ隊商の列 真知子(雑)
七 祇園会を飾る異国の懸装品 茉胡(夏)
八 団扇片手にあふぐ夕月 桃瑪(夏・月)
九 叡王も顔色変へる好敵手 美津子(雑)
十 川中島に息を潜める 貝太(雑)
十一 僧ひとり奥へ奥へと花の山 豊(春・花)
折端 朝も早よから作る草餅 久美(春)
【名残の表】
初句 風の中仔馬ゆつくり走り出す 尾燈子(春)
二 正午を告げるビッグベンの鐘 真知子(雑)
三 押し寄せる不法移民に揺るる島 美津子(雑)
四 道化を演じ切り抜ける才 桃瑪(雑)
五 遺言なく揉める相続雪しまく 茉胡(冬)
六 雀と遊び春を待つなり 貝太(冬)
七 書き直しまた書き直すラブレター 真知子(雑・恋)
八 結婚八度あなたとは二度 久美(雑・恋)
九 傷つきし地球あちこち大地震 うた子(雑)
十 うろ覚えなる般若心経 真知子(雑)
十一 山頭火ほろ酔ひで見る今日の月 豊(秋・月)
十二 寝間の中にも蟋蟀の声 美津子(秋)
【名残の裏】
初句 朝寒の唐臼回し玄米に 貝太(秋)
二 ブレイキン見て世界驚く うた子(雑)
三 AIの疲れを知らぬデータ処理 茉胡(雑)
四 改訂版の俳句歳時記 桃瑪(雑)
五 さまざまな想ひ溢れて飛花落花 尾燈子(春・花)
挙句 橋くぐりゆく春の川舟 久美(春)
3つの「いどばた歌仙」が4月からスタートしました。捌きは村松二本さん(さへずり)、飛岡光枝さん(飛梅)、木下洋子さん(善哉)です。誰でも無料で参加できます。途中からでも参加できます。右サイドの申し込みからご参加ください。
この欄は捌き手のメッセージ欄です。必要なとき、お使いください。