【初折の表】
四 こつここつこと鶏の声 裕子(雑)
五 真つ黒な噴煙上げて桜島 一郎(雑)
六 新しき世は驟雨の向かう 房子(夏)
【初折の裏】
初句 バイソンの歩き始める草いきれ 由美子(夏)
次は雑
【付句候補】
・◎
バイソンの移動始まる草いきれ
・
子から子へ草笛伝ふまほろばに
赤心の裸一貫男伊達
ロボットの交通整理夏の空
健やかに向日葵が咲き誇る国
夏芝居黄色の声の早替はり
馬車鉄道尻目に車夫は汗散らし
課長には砂糖麦茶は係長
先ず豆を蒔ひて満州開拓団
天空のお花畑は咲き乱る
瓦斯灯や匂袋の香の仄か
デニー知事お疲れ様と労ひぬ
梅干を筵に干さば日の翳る
瓦斯灯を指折り数へ夕涼み
