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いどばた歌仙 さへづり

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いどばた歌仙 さへづり/「北ウイングの巻」/初裏/初句

いどばた歌仙 さへづり 投稿日:2026年9月14日 作成者: muramatu2026年9月15日

【初折の表】
四   こつここつこと鶏の声      裕子(雑)
五  真つ黒な噴煙上げて桜島      一郎(雑)
六   新しき世は驟雨の向かう     房子(夏)
【初折の裏】
初句 バイソンの歩き始める草いきれ   由美子(夏)

次は雑

【付句候補】
・◎
バイソンの移動始まる草いきれ
・
子から子へ草笛伝ふまほろばに
赤心の裸一貫男伊達
ロボットの交通整理夏の空
健やかに向日葵が咲き誇る国
夏芝居黄色の声の早替はり
馬車鉄道尻目に車夫は汗散らし
課長には砂糖麦茶は係長
先ず豆を蒔ひて満州開拓団
天空のお花畑は咲き乱る
瓦斯灯や匂袋の香の仄か
デニー知事お疲れ様と労ひぬ
梅干を筵に干さば日の翳る
瓦斯灯を指折り数へ夕涼み

いどばた歌仙 さへづり/「北ウイングの巻」/初表/六/再募集①

いどばた歌仙 さへづり 投稿日:2026年9月13日 作成者: muramatu2026年9月14日

【初折の表】
第三 一升の羽釜むかごを炊き込んで   玲子(秋)
四   こつここつこと鶏の声      裕子(雑)
五  真つ黒な噴煙上げて桜島      一郎(雑)
六   新しき世は驟雨の向かう     房子(夏)

次も夏

【付句候補】
・◎
新しき世は驟雨の向かう
・
床を背にする主の扇子
雨に打たれる群青の海
闘ひ挑む鹿の若角
大盃でまはす泡盛
甘藷焼酎なみなみとつぎ
喫茶店にてかき氷食ぶ
手庇で見るジパングの夏
刺客もひるむ昼寝の鼾
浴衣姿の西郷(せご)どんは江戸
空の蠍の目を赤くして
海と島見る遠泳ゆるり

いどばた歌仙 さへづり/「北ウイングの巻」/初表/六

いどばた歌仙 さへづり 投稿日:2026年9月12日 作成者: muramatu2026年9月13日

【初折の表】
第三 一升の羽釜むかごを炊き込んで   玲子(秋)
四   こつここつこと鶏の声      裕子(雑)
五  真つ黒な噴煙上げて桜島      一郎(雑)
六

再募集

今一度前句を読み直して

【付句候補】
夏風邪に効く富山の置薬
父母思ふ髪洗ひつつ
枇杷の蜜づけ姫に献上
ゆるり浴衣の海の遠望
新天地へと飛魚の群
ギヤマンを手に地球儀まはす
路面電車で氷菓を食べに
大夕立に町洗はれて
西郷(せご)どんは浴衣姿で犬を連れ
泰山木の花真っ盛り
立ち尽したる庭の向日葵

いどばた歌仙 さへづり/「北ウイングの巻」/初表/五

いどばた歌仙 さへづり 投稿日:2026年9月11日 作成者: muramatu2026年9月12日

【初折の表】
脇   月の兎が追ひかけて来る     由美子(秋・月)
第三 一升の羽釜むかごを炊き込んで   玲子(秋)
四   こつここつこと鶏の声      裕子(雑)
五  真つ黒な噴煙上げて桜島      一郎(雑)

次は夏

【付句候補】
・◎
真つ黒な噴煙上げて桜島
・〇
オリーブの丘見晴るかす海の原(玲子)
口笛を吹いてバゲット配達夫(由美子)
・
良夫はや竜骨を引く浜の小屋
坂道を自転車こぎて往診に
友達と運動場でかけつこす
つるはしを振る東京の狭き空
機織りの娘を乗せて渡し舟
出稼ぎの父さん待つて三年目
ふる里や山盛り飯に音を上げて
後ろ手の姉様被り腰曲げて
上流は雲を揺るがす原生林
兄弟で一個の卵分けあふ日
鞄から自転車の鍵すつと出し

いどばた歌仙 さへづり/「北ウイングの巻」/初表/四

いどばた歌仙 さへづり 投稿日:2026年9月10日 作成者: muramatu2026年9月11日

【初折の表】
発句 爽やかや北ウイングを飛び立てば  眞理子(秋)
脇   月の兎が追ひかけて来る     由美子(秋・月)
第三 一升の羽釜むかごを炊き込んで   玲子(秋)
四   こつここつこと鶏の声      裕子(雑)

実に間が良い

次も雑

【付句候補】
・◎
こつここつこと鶏の声
・
赤子泣くとmo蓋とるなとて
野良の日和に開く笹の葉
和尚の法話あくび連発
着物姿で箒掛けする
雲に届けと心柱立つ
妹欲しいとせがむ末つ子
山向こふよりどつと勝どき
火打石にて発つ夫送る
たまに近況グループライン
血色の良き風呂屋の女将
鈴しやんしやんと過ぐる馬子唄
毛槍を担ぎ街道を行く
盗み食いしてくさめを二つ

いどばた歌仙 さへづり/「北ウイングの巻」/初表/第三

いどばた歌仙 さへづり 投稿日:2026年9月9日 作成者: muramatu2026年9月10日

【初折の表】
発句 爽やかや北ウイングを飛び立てば  眞理子(秋)
脇   月の兎が追ひかけて来る     由美子(秋・月)
第三 一升の羽釜むかごを炊き込んで   玲子(秋)

次は雑

【付句候補】
・◎
一升の羽釜むかごを炊き込んで
・
身に入むや盆の窪より醒むる夜
山間の辺り一面草紅葉
豊年の塩にぎり飯頬張りて
紅葉の美しき森迷ひ込み
やあやあと熟れたる柿をもぎ取つて
秋晴のパドルゆつたり湖をかき
コスモスや妻の口へと刻み食
孤独なる詩人が歌ふ秋の海
水落とす棚田より音響かせて
松茸飯の香りが誘ふ
栗の実をいっぱいにして火焔土器
林檎パイ寝坊の鼻腔くすぐりて
ずたずたの地球ははるか月めざす

いどばた歌仙 さへづり/「北ウイングの巻」/初表/脇

いどばた歌仙 さへづり 投稿日:2026年9月8日 作成者: muramatu2026年9月9日

【初折の表】
発句 爽やかや北ウイングを飛び立てば  眞理子(秋)
脇   月の兎が追ひかけて来る     由美子(秋・月)

次も秋

【付句候補】
・◎
月の兎が追ひかけて来る
・
右に左に富士の初雪
月光の中うどんですかい
雲の隙より月の滴る
間近に見ゆる大き満月
秋の摩周湖白き雲映ゆ
月の岬に魚は休らふ
水平線に月ぽつかりと
月の射すレモン色の砂漠
千里隔つも今日のこの月
富士の彼方に仰ぐ月影
芋名月の祝ふがごとし

いどばた歌仙 さへづり/「北ウイングの巻」/初表/発句

いどばた歌仙 さへづり 投稿日:2026年9月7日 作成者: muramatu2026年9月8日

【初折の表】
発句 爽やかや北ウイングを飛び立てば  眞理子(秋)

「北ウイングの巻」始まりました

次も秋

月を繰り上げましょう

【付句候補】
・◎
爽やかや北ウイングを飛び立ちぬ
・
鰯雲天はまあるくありにけり
永久や命を踊る風の盆
爽やかや歩き遍路の地図広ぐ
づたづたの地球へ今日の白露かな
露けしの花を起こしてゆく子かな
白露にまだ見ぬ世界眠りけり
白寿してなほも十年生身魂
漂雲の腹眺めをる白露かな
ふた粒の白露つながりひと筋に
月代や始まるを待つ能舞台
露草やリハビリ過ぎて山歩き

いどばた歌仙 さへづり/「硯の海の巻」/名裏/挙句

いどばた歌仙 さへづり 投稿日:2026年8月21日 作成者: muramatu2026年8月22日

【名残の裏】
三  男爵の目尻が下がるかすていら  由美子(雑)
四   緞子を縫うて人形のべべ    房子(雑)
五  初花の便り自由の女神より    由美子(春・花)
挙句  卒業生の投ぐる学帽      眞理子(春)

これは良い

「硯の海の巻」めでたく満尾を迎えました

ありがとうございました

次の発句を募集します

締切は 9月7日(月)白露 20時

ふるってご応募ください 

【付句候補】
・◎
卒業生の投ぐる学帽
・〇
靴新しき踏青の丘(桃瑪)
・
行く春のひとひら摩天楼
春の朝日に草起き上がり
奏づ鼓に鶯来たり
頬のほてりも曲水の宴
春の日傘の散歩かろけき
銀の翼の初虹を越ゆ
戦終われと佐保姫なみだ
父戻り来る終戦の春
翁媼の里のうぐひす

いどばた歌仙 さへづり/「硯の海の巻」/名裏/五

いどばた歌仙 さへづり 投稿日:2026年8月20日 作成者: muramatu2026年8月21日

【名残の裏】
二   千石船の太き帆柱       由美子(雑)
三  男爵の目尻が下がるかすていら  由美子(雑)
四   緞子を縫うて人形のべべ    房子(雑)
五  初花の便り自由の女神より    由美子(春・花)
 
次も春

挙句はめでたく

【付句候補】
・◎
初花の便り自由の女神より
・
花嫁の白きベールに花散りて
面影は橋掛りより花の姥
一族のセピアの写真花の宴
風に乗るふたひらみひら花篝
花見小袖や馬子にも衣裳
明日には弾けむ長き花の土手
花むしろ踊る姿の佳きを褒めらる
花びらが涙の跡をなぞり消し

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