いどばた歌仙 善哉 梶の葉の巻 名残の裏 挙句
博士とともに春の野をゆくのは誰。読み手がそれぞれ想像すればいいの
ですが、前句の愛犬から、上野博士とハチの姿を想像しました。
幸せそうな博士とハチを見送りつつ、めでたく満尾となりました。
ご参加いただいた連衆の皆様、日々の投句ありがとうございました。
歌仙は満尾になって、連衆の皆様と一緒に織り上げた織物がどのような色
模様になっているのか眺めるのが楽しみです。
次の歌仙の発句は「跳箱の突き手一瞬冬が来る 友岡子郷」です。
11月5日(火)の午後8時締切でお願いします。
しばし、秋休みとさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
【名残の裏】
初句 明日こそ延ばし延ばしの冬支度 史生(秋)
二 老俳優も認知度検査 うた子(雑)
三 路地裏の知る人ぞ知る洋食屋 美津子(雑)
四 ポストシーズン待ち遠しくて 史生(雑)
五 愛犬が胸に飛び込む花の昼 尾燈子(春・花)
挙句 博士と共に春の野をゆく 真知子(春)
〇
博士と共に春の野をゆく(真知子)
△
春の祭りに駆けつける子ら(貝太)
・
家路たのしき春の夕焼け
博士と共に春の野をゆく
ボートレースに掛けし青春
畳の角に春は暮れゆく(畳の縁?)
後ろ姿の蛙もをかし
ふらここ漕いでぐんぐん空へ(初折に使いたい勢いがあります)
春惜しみつつ切る再始動
青きを踏みて海峡を見に
巻頭飾る辞世句うらら