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《連衆》青沼尾燈子 安藤久美 石川桃瑪 河本豊 閑古鳥 斉藤真知子 永井貝太 中野美津子 氷室茉胡 山下うた子
二〇二四年四月一四日~
【初折の表】
発句 雲雀鳴く毛馬の堤に遊びけり 洋子(春)
脇 耕人仰ぐ夕映えの峰 豊(春)
第三 遅ればせながらと炬燵塞ぎゐて 桃瑪(春)
四 大声で呼びかへす豆腐屋 久美(雑)
五 月今宵猫の集会あるらしく 美津子(秋・月)
六 街の灯遠く秋潮の音 うた子(秋)
【初折の裏】
初句 郁子の実の数多垣根にぶら下がり 桃瑪(秋)
二 あちらこちらに配る釣書 茉胡(雑・恋)
三 だみ声のママと一晩酌み交し 貝太(雑・恋)
四 週に一度のフェイシャルエステ 真知子(雑)
五 紀元前の王の眠れる墓いづこ 尾燈子(雑)
六 砂漠をすすむ隊商の列 真知子(雑)
七 祇園会を飾る異国の懸装品 茉胡(夏)
八 団扇片手にあふぐ夕月 桃瑪(夏・月)
九 叡王も顔色変へる好敵手 美津子(雑)
十 川中島に息を潜める 貝太(雑)
十一
折端
【名残の表】
初句
二
三
四
五
六
七
八
九
十
十一
十二
【名残の裏】
初句
二
三
四
五
挙句