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いどばた歌仙

作成者アーカイブ: dvx22327

いどばた歌仙 さへづり さへづりの巻/満尾

いどばた歌仙 投稿日:2024年6月16日 作成者: dvx223272024年6月16日

村松二本さん捌きの「いどばた歌仙 さへづり」の「さへづりの巻」が満尾となりました。

《連衆》
仲田寛子、高平玲子、土谷眞理子、伊藤 空、稲垣雄二、青沼尾燈子、花井 淳、きだりえこ、石川桃瑪、安立由美子、園田靖彦、鈴木千閑、杉東優子
《捌き》村松二本
二〇二四年四月二十四日~六月十六日
【初折の表】
発句   さへづりや椎の梢を分かち合ひ   二本(春)
脇     わさびかをらす天龍の水     りえこ(春)
第三   リニアーカー春の山脈貫いて    玲子(春)
四     牧場に響くカウベルの音     千閑(雑)
五    国境の街は眠らず望の月      桃瑪(秋・月)
六     海鳴遠く鷹渡りゆく       由美子(秋)
【初折の裏】
初句   十年の蟄居をかこつ菊作り     りえこ(秋)
二     緖締の玉で作るかんざし     淳(雑)
三    閨を出づめ組の法被ひるがへし   由美子(雑・恋)
四     品川沖に現れし黒船       靖彦(雑)
五    版元は彫師摺師を掻き集め     寛子(雑)
六     富士の裾野のなんとなだらか   尾燈子(雑)
七    汗飛ばしヘビーメタルのギタリスト 由美子(夏)
八     監視カメラに夏の三日月     玲子(夏・月)
九    行き先の知れぬ列車に乗せられて  玲子(雑)
十     天変地異の能登にオーロラ    淳(雑)
十一   花守の髭渺々と三千丈       りえこ(春・花)
折端    畑一面に植ゑる蒟蒻       眞理子(春)
【名残の表】
初句   風光る大道芸の人だかり      優子(春)
二     私服刑事の交はす目配せ     玲子(雑)
三    間一髪楽器ケースにすべり込み   空(雑)
四     レースクイーンの臍に釘付け   由美子(雑)
五    麗しきシュプール描く君が好き   靖彦(冬・恋)
六     お尋ね者の熊をかついで     寛子(冬)
七    ウポポイの神々と酒酌み交はす   空(雑)
八     湖面に映る満天の星       空(雑)
九    草陰の卵ぴしりと音立てて     玲子(雑)
十十     剛速球のいがぐり頭      尾燈子(雑)
十一   月煌々チップを山と積み上ぐる   玲子(秋・月)
十二     夜霧に消えし豪華客船     玲子(秋)
【名残の裏】
初句   天高し落札告ぐる槌の音      玲子(秋)
二      我を誘ふ糸杉の巨樹      空(雑)
三    杣の道せせらぎに喉潤して     千閑(雑)
四      恵比須顔なる旅籠の主     千閑(雑)
五    虚空より眺むる花の吉野山     空(春・花)
挙句     未だをさなき今朝の鶯    りえこ(春)

いどばた歌仙 飛梅 飛梅の巻  満尾

いどばた歌仙 投稿日:2024年6月15日 作成者: dvx223272024年6月16日

飛岡光枝さん捌きの「いどばた歌仙 飛梅」の「飛梅の巻」が満尾となりました。

《連衆》
密田妖子 佐藤森恵 篠原隆子 松川まさみ 土谷眞理子 西川遊歩 湯浅菊子  三玉一郎 上田雅子 北側松太 藤倉 桂 川辺酸模  楚立三 尾燈子 石川桃瑪 安藤文 飛岡光枝(捌)
二〇二四年四月一日~六月十四日
【初折の表】
発句   飛梅の莟のつぶて夢の中      光枝 (春)  
脇     大きな窓にたびら雪舞ふ     まさみ(春)
第三    阿蘇は今空焦がしつつ野火奔る   酸模 (春)
四     シンバル構へ追ふは指揮棒    森恵 (雑)
五    月光の射し入る高速エレベーター  松太 (秋・月)
六     栗羊羹のくり真つ二つ      一郎 (秋)
【初折の裏】
初句   豊年のけさ初孫を授かりて     隆子 (秋)
二     どんぶらこつこ都をめざす    尾燈子(雑)
三    釣書に偽りあるも頼もしく     桂  (雑)
四     女子学生の詰めかけるゼミ    妖子 (雑)
五    老いらくの恋深閑と蝉しぐれ    松太 (夏・恋)
六     背に不意打ちの水鉄砲浴び    遊歩 (夏)
七    砂漠五十年恐竜の骨さぐりあて   まさみ(雑)
八     いよよ賑はふ原発の街      隆子 (雑)
九    電線の鴉の凍る月明り       松太 (冬・月)
十     姥捨山を影の彷徨ふ       酸模 (雑)
十一   朝粥に梅干しひとつ花の宿     松太 (春・花)
折端    保護猫親子愛しむ春       遊歩 (春)
【名残の表】
初句   手庇に海市へ向かふ白き船     まさみ(春)
二     陽に朗々とアザーンの声      隆子 (雑)
三    子羊のスープの香りなつかしく     文(雑)
四     現役引退懸ける夏場所      一郎 (夏)
五    居眠りてベリーショートに髪切られ 眞理子(雑)
六     人を呑みこむ「真実の口」    尾燈子(雑)
七    ギャンブルの沼にはまりて抜け出せず  文(雑)
八     妻の鼾に眠り覚めたり      酸模 (雑・恋)
九    夏燃ゆる女の闘い都知事選     雅子 (夏)
十     隣近所に里芋配り        一郎 (秋)
十一   ハイボールからんころんと月上る    文(秋・月)
十二    ゆつくり帰れ茄子の牛歩よ    尾燈子(秋)
【名残の裏】
初句   雪しまく千人風呂に傷癒し     桂  (冬)
二     「火の用心」は鉄斎の筆     妖子 (冬)
三    三体の木乃伊の傾ぐ阿弥陀堂    酸模 (雑)
四     子等全力で揚雲雀追ひ      桂  (春)
五    花吹雪く復興遅き能登の空     雅子 (春・花)
挙句    ひときは大きく春の満月     雅子 (春・月)

「いどばた歌仙」はじまりました

いどばた歌仙 投稿日:2024年4月12日 作成者: dvx223272024年6月12日

3つの「いどばた歌仙」が4月からスタートしました。捌きは村松二本さん(さへずり)、飛岡光枝さん(飛梅)、木下洋子さん(善哉)です。誰でも無料で参加できます。途中からでも参加できます。右サイドの申し込みからご参加ください。

この欄は捌き手のメッセージ欄です。必要なとき、お使いください。

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いどばた歌仙 飛梅 捌_飛岡光枝


いどばた歌仙 さへづり 捌_村松二本


いどばた歌仙 善哉 捌_木下洋子


うたたね歌仙 捌_長谷川櫂


※なお従来の「うたたね歌仙」(捌き=長谷川櫂)はサイト「俳句的生活」の「ネット投句」参加者のみです。「ネット投句」の参加方法は「俳句的生活」をごらんください。

いどばた歌仙 善哉

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    いどばた歌仙_さへづり


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      いどばた歌仙 飛梅

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