昨日「妻子以外の人が登場したら」と書いたところ、「隠し子」が登場し、
展開が気になるところですが、「隠し子」は、「恋」になるのではと思い
「遺言(いごん)なく」としました。
恋句は、もう少し先で出していただこうと思っています。
初折の裏の恋句は、「釣書」と「ママと飲み交し」だったので、名残の表は
恋をしっかり詠んでいただけたらと思っています。
四から五への展開は、人生の試練を切り抜けてきた人物でしたが、亡くなった
後は、遺言がなかったために相続で揉める事態に。外は雪まじりの強風で。
という流れでしょうか。
ここから転じてください。
次は、冬の短句で。締め切りは月曜日の午後八時です。
【初折の裏】
十一 僧ひとり奥へ奥へと花の山 豊(春・花)
十二 朝も早よから作る草餅 久美(春)
【名残の表】
一(折立) 風の中仔馬ゆつくり走り出す 尾燈子(春)
二 正午を告げるビッグベンの鐘 真知子(雑)
三 押し寄せる不法移民に揺るる島 美津子(雑)
四 道化を演じ切り抜ける才 桃瑪(雑)
五 遺言なく揉める相続雪しまく 茉胡(冬)
六
【付句候補】
〇
隠し子に揉める相続雪しまく(茉胡)(遺言なく揉める相続雪しまく)
△
・
町中の家よりもるる聖樹の灯
煌々と焚火は照らす大宇宙
招かれて口切の茶事壷拝見
冬銀河未踏の峰を目指しゆく
ゼレンスキー氏の顔こはばりぬ(七・七)
猫舌の妻の先祖は雪女
亡霊は消ゆ寒曉の鶏鳴に
クリスマス許婚との鉢合わせ