飛梅「火の山の初湯の巻」満尾となりました
飛梅「火の山の初湯」の巻がみごと満尾となりました。ご参加のみなさん、お疲れ様でした。
《連衆》 松川まさみ、青沼尾燈子、上田雅子、密田妖子、佐藤森恵、西川遊歩、花井 淳、三玉一郎、高橋真樹子、
飛岡光枝(捌)
二〇二五年十二月七日~二〇二六年二月七日
【初折の表】
発句 火の山の懐ふかき初湯かな 飴山實(春・新年)
脇 屠蘇のめぐりて耳朶ほのと 森恵(春・新年)
第三 糸切れて空の奈落へいかのぼり 一郎(春・新年)
四 襲名披露しぶき飛び散る 真樹子(雑)
五 助太刀に走る男をけふの月 尾燈子(秋・月)
六 さはやかに負けワールドシリーズ 一郎(秋)
【初折の裏】
初句 終戦忌八十年間埒明かず 尾燈子(秋)
二 大音量の米軍ラジオ 遊歩(雑)
三 新宿は乙女の悲鳴ロカビリー 淳(雑)
四 つくり笑ひのまだぎこちなく 雅子(雑)
五 新任のサンタクロース白きひげ 一郎(冬)
六 職員室の窓に初雪 一郎(冬)
七 カナリアのなかよく二羽が寄り添ひて 森恵(雑)
八 声に痺れて口説かれたくて 遊歩(雑・恋)
九 BBの面影求めパリの街 淳(雑・恋)
十 宿題もせず遊ぶふらここ 一郎(春)
十一 柴又へふらりと帰る花の雨 一郎(春・花)
折端 水棹に崩れ春の満月 雅子(春・月)
【名残の表】
初句 不老不死の秘薬もとめて分け入れる 一郎(雑)
二 聞き覚えある虎のささやき 淳(雑)
三 敬礼は直立不動夏の星 一郎(夏)
四 臑に疵持つ釣堀の主 遊歩(夏)
五 ひときしり猫の臭ぎたる端渓硯 真樹子(雑)
六 辞職願を早まりて出し 尾燈子(雑)
七 玉の輿乗つたつもりが張りぼてで まさみ(雑・恋)
八 觔斗雲から転がり落ちて 森恵 (雑)
九 雪舟の渓谷日がな糸を垂れ まさみ(雑)
十 さび鮎焼いて頭から喰ふ 尾燈子(秋)
十一 混沌の地球眺むる月の海 雅子 (秋・月)
十二 億万の魂いやす送り火 妖子 (秋)
【名残の裏】
初句 人類の終末時計また進む 雅子 (雑)
二 おむつが問題寝たきりの母 森恵 (雑)
三 庭に来る目白ふくふくふくらんで 森恵 (春)
四 春天へ嘶く雪占の馬 妖子 (春)
五 花ひらき初む拾ひきし折れ枝も まさみ(春・花)
挙句 命めでたく百歳の春 真樹子(春)
