いどばた歌仙 飛梅「庭中に青鮫」の巻 脇
【初折の表】
発句 梅咲いて庭中に青鮫が来ている 金子兜太(春)
脇 春の潮に沈む戦艦 雅子(春)
発句の青鮫をどうとらえるか
受け止めきれていない付けが多いなか
作者の背景にまで思いが至った脇となりました
次の春はどうでしょう
・◎
珊瑚の海に沈む戦艦
・△
春風受けて犬目を細む(尾燈子)
・
遠吠えはるか雪解の集落
坂東太郎霞棚引く
波瑠戸に透ける春の暁
空気を食うて咽せる赤ん坊
水に沈む町きらめく春日
命あるもの謳歌する春
