いどばた歌仙 さへづり さへづりの巻/初表/四再募集①
【初折の表】
発句 さへづりや椎の梢を分かち合ひ 二本(春)
脇 わさびかをらす天龍の水 りえこ(春)
第三 リニアカー春の山脈貫いて 玲子(春)
四 牧場に響くカウベルの音 千閑(雑)
前句をしっかりと見定めて転じる
この呼吸を掴まないと付けがあやふやになってしまいます
次は秋の月の句を
【付句候補】
・〇
牧場に響くカウベルの音
・△
踊り出したる金の鯱(玲子)
・×
歩道の端に革靴磨き
周りあかるき駅に降り立つ
丘より見える海を見渡し
辞任続きの政治家あまた
日ごろ楽しむ新聞コラム
腰伸ばされよ遠来の人
見学通路混雑はなく
転がつてゐる大石小石
円高進む日本経済
羊羹厚く切る妻の留守