いどばた歌仙 さへづり さへづりの巻/初裏/四
【初折の表】
六 海鳴遠く鷹渡りゆく 由美子(秋)
【初折の裏】
初句 十年の蟄居をかこつ菊作り りえこ(秋)
二 緖締の玉の渋きかんざし 淳(雑)
三 閨を出づめ組の法被ひるがへし 由美子(雑・恋)
再募集
前句をはっきりと見定める
そして
前句の続きにならないように
【付句候補】
・△
流罪となりし江戸の半鐘(空)
(半鐘は使えるか)
・
転がりおちる狂女の眼
一瞬にして黒色尉に
お上恐れぬ盗賊の妻
棟木をあふぎ祝ひの木遣
江戸の大火に四方八方
祭礼奉仕に寄り合ふ町衆
ひとり奏でしラ・カンパネラ
湯島天神丑三つ参り
漢つらいよ押つ取り刀