今月の料理(三月)_翁和え
和え物は普段の食材を組み合わせることによって、料理の幅が広がる主婦にとっては便利な調理法です。また、和え衣でも味の変化がつけられ、ちょっとした工夫とアイデアで栄養価もアップします。和え衣の代表は胡麻ですが、他にもお豆腐でつくる白和えや、ピーナッツ、大根おろし、辛子 、味噌、山葵、卯の花、などがあり、これに元となる食材を組み合わせるといくつものバリエーションを楽しむ事が出来ます。子供達の大好きなマヨネーズなどもそのままではなく、夏にはちょっと梅肉をくわえたり、大人向けには山葵を加えたりと自在に変化をつけられるのが強みです。
誰がつけた名前かわりませんが今月の料理は翁和え。しゃれたネーミングにひかれて作ったのがはじまりです。お出汁を吸ったこんにゃくとホクホクとしたさつまいもに胡麻のコクが加わった味は、女性好みと言えるかも知れません。
ここで使用したこんにゃくは生のこんにゃく芋から作ったもので、煮ても硬くならずぷりぷりと柔らかい食感は市販のものとはまた違った味わいです。さつまいもも金時を使うとより一層おいしく仕上がります。
【作り方】
1 さつまいも、こんにゃくはコロコロと1.5センチくらいに切ります。
2 塩を少々入れた水でさつまいもを茹でます。
3 こんにゃくはあく抜きをして、ひたひたの出汁に醤油を加えコトコト煮含めます。
4 白ごまペーストに出汁と醤油少々を加え、こんにゃくとさつまいもをつぶさないようにさっくりと和えて出来上がりです。
【分量】
1 こんにゃく さつまいも 各120グラム
2 白ごまぺースト大匙2杯
3 出汁カップ半分 醤油大匙1杯
4 ごまペーストに入れる出汁と醤油は適量です。