いどばた歌仙 善哉 雲雀の巻 初折の裏/三
次は雑で。
【初折の表】
五 月今宵猫の集会あるらしく 美津子(秋・月)
六(折端) 街の灯遠く秋潮の音 うた子(秋)
【初折の裏】
一(折立) 郁子の実の垣根に数多ぶら下がり 桃瑪(秋)
二 あちらこちらに配る釣書 茉胡(雑・恋)
三 だみ声のママと夜通し酌み交し 貝太(雑・恋)
【付句候補】
・〇
だみ声のママと夜通し酌み交わし(貝太)(交わし→交し)
・△
つくづくと痩身の夫懐かしく(茉胡)
・
生涯の伴侶は彼と思い詰め (思い→思ひ)
水汲みに川へ行きし姿を見初められ (5・10・5)
送りくる孫の手紙に涙して
分けもなく君のおもかげ浮かびくる
見合いした相手の母に一目惚れ(おもしろいですが釣書と見合ひは付き過ぎ。見合い→見合ひ)
塀の陰気になつてゐる少女かな
あてよあれ浮気の虫がうずうずと