いどばた歌仙 善哉「水鳥 の巻」 初折の裏 十
次は花の定座です。
【初折の裏】
五 開戦は一瞬なれど終戦は うたこ(雑)
六 響く島唄呷る泡盛 貝太(雑)
七 大いなる神杉抱き山眠る みつこ(冬)
八 月に向かつて鳴く寒鴉 うたこ(冬・月)
九 入魂の日本画家なる三代目 美津子(雑)
十 のど飴舐めて出番待つ寄席 桃瑪(雑)
十一
〇
のど飴舐めて戻りゆく街(桃瑪)(のど飴舐めて出番待つ寄席)
△
眠りを誘ふ枕草子(美津子)
・
猪木チョップを右頬に受け
今日も代理で頭下げれば
俳句指導に駆け廻る日々
国宝といふ誉れ苦しく
喫茶店にて食ぶるオムレツ
子供の遊ぶ声朗らかに
迷子の猫を探すポスター
阿吽の龍の守る中堂
奥義を求め今はいづこに
太平洋をひとりで渡り
白きうなじは何を語らん
