いどばた歌仙 飛梅(夢見る筍の巻) 初裏/四
【初表】
五 祝福の聖堂の上月静か 文 (秋・月)
六 いちじく捥げば乳のしたたる まさみ(秋)
【初裏】
初句 秋寂し妻のくちびる塞ぎては 文 (秋・恋)
二 ごみと一緒に燃やすアルバム 一郎 (雑)
三 恋多きグレコのシャンソン胸焦がす 遊歩 (雑・恋)
四 街に転がる戦車の残骸 雅子 (雑)
「ビール片手に」もいいですが、ここは一挙により世界を変えて。
次は冬の句でどうでしょう。
【付句候補】
・〇
街に転がる戦車の残骸
ビール片手に交はす激論(文)
・△
読み耽りしはドストエフスキー(尾燈子)
暴君嫌ふ自由の女神(まさみ)
・
マドレーヌ焼く高原のカフェ
雪重きドア開けるのは誰
枯葉舞ひ飛ぶ骨董通り
寄せては返す波のつぶやき