いどばた歌仙 善哉「新米の巻」 名残の裏 四
早春の時期の薄氷。消えやすいですが、風に耐えていると表現。
次は花の定座です。
【名残の表】
十一 やつと寝て絵本を閉ぢる秋燈下 眞理子(秋)
十二 鳴らぬひよんの実ポケットに入れ 桃瑪(秋)
【名残の裏】
初句 中学の恩師を囲む集ひへと 真知子(雑)
二 不惑で始む杜氏の修業 美津子(雑)
三 久々に煙の上がる登り窯 真知子(雑)
四 強まる風に耐ふる薄氷 桃瑪(春)
五
〇
風の重さに耐ふる薄ら氷(桃瑪)(強まる風に耐ふる薄氷)
△
春一番の風にも負けず(みつこ)(春一番に背中押されて)
よいせと揚げるびくの公魚(貝太)
真青な空を映す薄氷(史生)
・
日々上手くなる初音朗々
春告鳥の鳴く峡の里
星の瞬く寒明けの空
交換の捕虜帰る春の野
待ち遠しきは合格通知
朝寝の顔を人に見られて
朧月夜を猫の通ひ路
