いどばた歌仙 善哉「新米の巻」 名残の裏 五
前句を受け、ことにうれしき花便りの句をいただきました。
いよいよ挙句となりました。
さらりと自然体で詠んでください。
【名残の表】
十二 鳴らぬひよんの実ポケットに入れ 桃瑪(秋)
【名残の裏】
初句 中学の恩師を囲む集ひへと 真知子(雑)
二 不惑で始む杜氏の修業 美津子(雑)
三 久々に煙の上がる登り窯 真知子(雑)
四 強まる風に耐ふる薄氷 桃瑪(春)
五 みちのくのことにうれしき花便り 久美(春・花)
六
〇
みちのくのことに待たるる花便り(久美)(みちのくのことにうれしき花便り)
△
介添の声朗らかに残る花(貝太)
花守の百寿を待たず花のもと(真知子)
惜しまれて暖簾をたたむ花の宿(史生)
・
酔ひつつも謡吟じる花の奥
目処つきし老後生活花の昼
あざやかに上下左右に花吹雪
花盛りほつと一息休むとす
初花を見つけて憂さを忘れたり
大甕に投入れてある花の枝
