いどばた歌仙 善哉「闘鶏の巻」 初折の表 六
四から五では、活躍した若手力士がインタビューを受けた
感慨を、今日の月に重ねています。
六に「夜なべ仕事の選挙速報」が付くと、主体は選挙関係の
インタビューを行っていた報道関係者となります。
今日は夜なべ仕事だと、臨戦態勢に入る覚悟で見上げた月だ
ったようです。
今回は、時事問題としてタイムリーな句をいただきました。
「初折の裏」に入ります。
晩秋で詠んでください。 締切は、月曜日の午後8時です。
【初折の表】
発句 闘鶏の猛る一羽を抑へけり 桃瑪(春)
脇 鳴り響きたる春の雷 一郎(春)
第三 若草の萌ゆる故郷後にして 知枝(春)
四 髷を結ふにはすこし足らずも みつこ(雑)
五 インタビュー終へて見上げる今日の月 茉胡(秋・月)
六(折端)夜なべ仕事の選挙速報 史生(秋)
【初折の裏】
一(折立)
〇
夜なべで送る選挙速報(史生)(夜なべ仕事の選挙速報)
△
次々届く当選の蘭(真知子)(当選祝ふ蘭次々と)
今年はいかに太刀魚の漁(桃瑪)(太刀魚漁の水揚げいかに)
秋風を斬る役者の一閃(真樹子)(秋風を斬る役者の見せ場)
・
失言拾ふマイク身に沁む
妻と二人でやる新走
終戦日から二十九年経
新蕎麦を打つ名人の技
芒の銀波縫い行くバイク
あんぱん食みていそしむ夜学
利酒会でつひに優勝
