いどばた歌仙 善哉「闘鶏の巻」 初折の裏 一(折立)
謎の多い句です。何の一行。無口になるのはなぜ。
末枯野(うらがれの)は冬景色になる前のさびしい景。
前句のハードワークの後の虚無感に通じるものも。
いかようにも転じられます。
雑で詠んでください。
【初折の表】
脇 鳴り響きたる春の雷 一郎(春)
第三 若草の萌ゆる故郷後にして 知枝(春)
四 髷を結ふにはすこし足らずも みつこ(雑)
五 インタビュー終へて見上げる今日の月 茉胡(秋・月)
六(折端) 夜なべ仕事の選挙速報 史生(秋)
【初折の裏】
一(折立)一行はいつしか無口末枯野 うたこ(秋)
二
〇
一行はいつしか無口末枯野(うたこ)
△
落ち鮎で軽く一杯酔ふほどに(桃瑪)
朝寒の牛舎に子牛産まれんと(みつこ)
観覧車紅葉かつ散る中空へ(久美)
あつらえのスーツの方に秋時雨(真樹子)(方→肩)
・
はからずも意中の人は露と消へ
この国の将来不安秋惜しむ
肌寒といひつつ犬と外に出る
いつもより少し厚めに栗羊羹
新米のおむすびあまた大皿に
憧れのノマドとなりて暮るる秋
