今月の料理【一月】ポークの紅茶風味
年末年始の慌ただしい時期ちょと手の空いた時に作り置きが出来るお惣菜があるととても助かります。また、この頃は人の集まる機会も多く主婦は何かと心せわしいもの。そう毎日お鍋にする訳にもいかずあれこれ頭を悩まします。そんな時のお助けになる一品です。はじめていただいた時はローストポークかと思いましたが、お肉からほんのりと紅茶の香りがしてとてもさっぱりとしていました。
作り置きができるので、切り分けて大皿に盛れば人が集まった時にも利用できますし、オープンサンドなどにしてもいただけます。また、ローストポークよりずったあっさりしてお肉の臭みもありませんので、お年を召した方も違和感なくいただけるとおもいます。
ローストポークですと、オーブンが必要ですがこちらはお鍋一つで作れるため、温度調節などもいりません。豚肉の部位はお好みで結構ですが、紅茶が脂肪を分解してくれるので肩ロースなどの脂の多いところでも思った以上にさっぱりといただけます。付け合わせはオニオンスライスなど何でもあいますが、お肉がさっぱりとしているのでニンジンやサツマイモのグラッセなどバターを利かせたものでもバランスが良くいただけます。
【作り方】
豚肉は塊のままタコ糸で縛っておきます。鍋にお肉が入るくらいのお湯をわかして紅茶を濃いめにだします。紅茶はティーバックでもけっこうです。
煮だした紅茶にお肉をいれ火にかけます。中まで火が通ったら完成です。
肉の熱いうちに塩とコショウをすり込むようにしてラップできっちと包みそのまま冷めるのを待ちます。
別の鍋に林檎を煮てピュレ状にします。これに濃縮されたバルサミコ酢を合わせソースを作ります。バルサミコ酢はメーカーによっては甘みの強いものもありますので味を確かめながら、料理してください。
和風に仕上げるなら、醤油2 酒1 酢1 みりん1の割合で煮たてつけ汁をつくります。
引き上げたお肉をいれて一日くらい漬け込んで出来上がりです。こちらは酢が入っているので日もちします。