à la carte_唐津くんち
佐賀県唐津市にある唐津神社で、秋の祭りがありました。
長崎くんちや、博多くんちと並ぶ日本三大くんちの一つです。
くんちとは、九州北部で秋祭りのことをいいます。
一閑張りの巨大な曳山が、笛、太鼓、鐘の囃子にあわせ曳子たちの
「エンヤ、よいさ」のかけ声とともに唐津の旧城下町を練り歩きます。
町内ごとに作られた曳山は、赤獅子や鯱、青獅子など様々な形があり
江戸時代から明治時代にかけて製作されたものです。
曳山が古い順番に巡行します。
また町内の各家では、盛大に、ふるまいの席が設けられます。
名物の大きなアラ(くえ)の姿煮は、二日がかりで作られるそうです。
ふるまい料理は、三ヶ月の分の収入がかかると言われていて
「三月倒れ」といわれる程です。
この祭りが終わると、冬も近くなります。 (真知子)
秋空におくんちの鯛揺れどほし 真知子