〈カフェネット投句〉2月20日 飛岡光枝選
【入選句】
もち花をつけて柳の芽立ちけり 隆子
正月にもち花を付けて飾っていた柳の枝を水にいれておいた。柳の生命力に驚く。
春浅し梢に月のかかりけり 澄江
まだまだ寒いとはいえ、月は心持ちぼんやりと潤んでいる。そんな月が出てきて、木の枝の辺りにある。春の宵の空気が感じられる一句。原句は「春浅き梢に夕月かかりけり」。
新雪にハートをふたつ書きにいく 光加
北海道のスキーツアーキャンペーンに使われそうな青春真っ只中の句。原句は「新雪にハートの文字を書きにいき」。