à la carte_色変へぬ松
先日、天橋立に行ってきました。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が天に通うための梯であったと伝えられる天橋立。晩秋の松の並木はまさに「色変へぬ松」の言葉通り、艶やかな緑の世界でした。
神代より色替へぬかな松と浪 一茶
能や狂言の演者が登場する揚幕から舞台につながる廊下が橋掛りです。橋掛りの手前の白洲には、一の松、二の松、三の松という三本の松が植えられています。舞台に一番近い松が一の松で、背が一番高く遠近感を演出しています。
舞台正面の鏡板には、長寿の象徴とされる、めでたい「色変へぬ老松」が描かれています。狂言の先生から、「鏡板の松から神様が舞台をご覧になっている。」と聞き、身が引き締まる思いがしました。
天橋立で見た老松の神々しいまでの美しさ、力強さにパワーをもらいました。(洋子)
