今月の料理(五月)_子供の日にミルクかりんとう
先日突然訪ねてきた友人。お孫さんが生まれるので忙しくなる前に、骨休めをするため気ままな一人旅に出たとか。ご当人は気ままでも突然の来訪には驚かされます。
話を聞くと、世間では孫は目の中に入れても痛くないように言われているが、子供があまり得意でない自分はいささか肩身が狭く、何となくプレッシャーになっているのだとか。
預けるほうにしてみれば、実家の母親となれば気兼ねなくつい当てにしてしまうのでしょう。また、何も出来ないおばあちゃんより、美味しいお料理やお菓子を作ってくれるおばあちゃんと言われたいのは当然のことで、そんな事も彼女の気持ちを重くしているのだと思います。
この子供の日を前に、家族が集まる機会も多いと思います。忙しい現代人にとって粽や柏餅を作るのはなかなか大変ですが、これならさっと出来るとのではないでしょうか。パンの耳を油で揚げてスキムミルクと砂糖をまぶしたものです。昔、てんぷらやフライの余った小麦粉に砂糖を入れて油で揚げたものを食べた記憶がありますが、こちらはすぐ硬くなってしまうのが難点。それでも溶き卵や小麦粉を捨てるのがもったいないと思い、作ったものだと思います。本当に昔の人はものを大切にしていました。サンドイッチのパンの耳などが余ったらお試しください。こちらは時間がたってもさくさくと頂けます。
【作り方】
パンの耳を食べすい大きさに切ります。
180度に熱した油で素揚げして、荒熱をとります。
ビニール袋にスキムミルクと砂糖を入れ、揚げたパンを入れてさっと振ってミルクをまぶします。
分量はスキムミルク2に対し砂糖1の割合でが、甘さはお好みで。