「花仙の会」2015秋の巻
第二回「歌仙の会」は8月30日、表参道「東京ウイメンズプラザ」にて48名の参加のもと開催、会場にはとりどりの秋の草花があふれました。まず第一の花を福島光加さんがいけ、飛岡光枝が句を付けました。その句に花と器をその場で選び光加さんが第二の花をいけました。参加者はその花に句をつけ30数句が投句され、飛岡が選句した1句を杜今日子さんが墨書して展示。こうして花6作品、俳句6句の「花仙 2015秋の巻」が巻き上がりました。秋爛漫の光加さんのいけ花とみなさんの俳句をお楽しみください。第五句の、前の句と重なったことばは替えました。(飛岡光枝)
写真提供 ロックハイマー弘子、宮武邦雄
【第一の花】 すすき シンフォリカリポス パープルファウンテングラス
【第一の句】 「湖は光つつ水澄みゆけり」光枝
【第二の句】 「図書館の窓にうつりし夜学の子」貞子
【第三の句】 「灯ともりていよよ佳境に秋祭」信子
【第四の句】 ベンケイソウ きささげ アマランサス おくら グロリオーサ
【第四の句】 「月今宵百万石の街となる」佳余子
【第五の花】 シルバースピア 唐辛子 ニューサイラン 檜扇の実 ふうせんとうわた 栗
【第五の句】 「ぬばたまの闇を一匹蛇穴に」日出子
【第六の花】 夏はぜ 水無月 こむらさき ビバーナムコンパクター あけび
【第六の句】 「茸狩る声響きあふ山の色」淳子