ネット投句(5月)飛岡光枝選
【入選】
陽だまりの孑孑散つて集つて 弘道
「陽だまりに」。
紙魚痕の若き日の書捨てきれず 弘道
上から下まで述べてしまった。「紙魚走る若き日の書や捨てきれず」など。
雨雫ひかり弾ます蜘蛛囲かな 周作
ことばの運びをシンプルに。「雨粒のひかりの弾む蜘蛛囲かな」。
朽ちかけし丸太数本山の百合 周作
この場合の「数本」はよくない。「丸太ころがる」など。
独活の芽は大地のあをき炎かな 隆子
独活の生命力。
【入選】
陽だまりの孑孑散つて集つて 弘道
「陽だまりに」。
紙魚痕の若き日の書捨てきれず 弘道
上から下まで述べてしまった。「紙魚走る若き日の書や捨てきれず」など。
雨雫ひかり弾ます蜘蛛囲かな 周作
ことばの運びをシンプルに。「雨粒のひかりの弾む蜘蛛囲かな」。
朽ちかけし丸太数本山の百合 周作
この場合の「数本」はよくない。「丸太ころがる」など。
独活の芽は大地のあをき炎かな 隆子
独活の生命力。