「花仙の会」2016夏の巻
「花仙の会」第三回となる〈夏の巻〉は、6月10日、東京表参道の「東京ウィメンズプラザ」において25名の参加のもと行われました。福島光加さんがいけた花に飛岡光枝が句を付けて、会はスタート。花火を思わせるような花、涼しげな水面のようなガラスの花器など、多彩な夏のいけ花がつぎつぎに立ち上がり、花に呼応してたくさんの豊かな夏の俳句が生まれていきました。こうして花6作品、俳句6句の夏の巻が巻き上がりました。初夏から晩夏まで、夏の情景をお楽しみください。
(光枝)
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【第一の花】鉄線・梅花空木・黄柳
【第一の句】「一吹にまことよき風更衣」 光枝
【第二の花】セントレア・ドラセナの花・ドラセナ
【第二の句】「一木にまいまい旅に発つ朝」 遊歩
【第三の花】紫陽花・縞ふとい
【第三の句】「大海に飛ばされ浮かぶ夏帽子」 遊歩
【第四の花】スモークツリー・金宝樹
【第四の句】「火の山の女神と恋し昼寝覚」 隆子
【第五の花】飛しゃが・泰山木・もみじ
【第五の句】「羽のばし飛びたてるものみな涼し」 栄順
【第六の花】竹・グロリオーサ・ギガンジウム・胡蝶蘭・エルムレス・紫陽花の葉・つるそけい・てまりそう
【第六の句】「銀河系ぶつかり合うて夏終る」 雅子
写真提供・宮武邦雄