≪報告≫ 第六回「花仙の会」2024 初夏の巻
「カフェきごさい」サイトで毎月(今月の花)を執筆する草月流福島光加がいける花6作品に、参加者が俳句を作り飛岡光枝が選をして一巻を巻き上げる「花仙の会」。第六回となる「初夏の巻」は、5月23日に東京都千代田区飯田橋の「東京レジデンス」にて開催されました。前回はコロナ前の2018年の冬に開催、ほぼ5年ぶりの今回は30名以上の参加者による花と俳句が展開される活気あふれる3時間となりました。
山法師が吹雪く花に始まり、糸芭蕉、アイリス、トルコ桔梗、木賊と涼し気な植物がつぎつぎといけられ、第六花の平和を願う向日葵が玻璃の花器にいけられると会場からため息がもれました。入選の句は日本画家杜今日子さんがその場で書にしたため、花とともに入選者にお持ち帰りいただきました。以下、花6作品と俳句6句のコラボレーションをお楽しみください。(光枝)
(写真をクリックすると大きくなります)撮影:花井淳
【第一の花】
山法師・縞がま・擬宝珠・ダリア
【第一の句】
「はるかより帆船来たれ青嵐」光枝
【第二の花】
海藻・モカラ・糸芭蕉の葉
【第二の句】
「雲の峰まで噴き上げよマーライオン」和華子
【第三の花】
土佐水木・ジャーマンアイリス・杜若の葉
【第三の句】
「まづ顔が怖き師のあり走馬灯」容子
【第四の花】トルコ桔梗・金宝樹
【第四の句】
「金魚には告白してる恋いくつ」栄順