いどばた歌仙 善哉「水鳥 の巻」 名残の表 十
太陽が昇る時とはまた違う、静かで神秘的な月の姿が目に浮かびます。
次は秋で詠んでください。
【名残の表】
五 原発が再稼働する古団扇 真樹子(夏)
六 一匹の蚊に眠り邪魔され 真知子(夏)
七 発掘のファラオの墓にミイラ無く 真樹子(雑)
八 手招きをする薔薇の香水 みつこ(雑・恋)
九 きつぱりと鎌八幡で縁切らん 久美(雑・恋)
十 海から昇る月を見にゆく 美津子(秋・月)
十一
〇
海から昇る月を見にゆく(美津子)
△
月を見ながら向かふ角打ち(史生)
・
くつきり浮かぶ望の月かな
我が身の肥ゆる望の月の夜
気がつかぬ間にまんまるの月
ビルの谷間をわたる名月
一人漕ぎ出づ月影添ひて
尼御前あふぐ月のさやけさ
