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いどばた歌仙 善哉

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いどばた歌仙 善哉「花の巻」初折の表  第三                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          

このところ、先行き不安になるニュースが多かったのですが、明るい
ニュースが届きました。
第三は向日性を感じる句をいただきました。

四句目から挙句の前までの句を平句といいます。
四は、雑(季語なし)の短句で、軽く付けてください。

【初折の表】
発句 残生やひと日は花を鋤きこんで  飴山實(春・花)
脇  白き蝶々あそぶ川舟       真樹子(春)
第三 春風に乗りて祝電届くらん    みつこ(春)
四
  
〇
春風が届けてきたる祝電は(みつこ)(春風に乗りて祝電届くらん)

△
吉報が春の列島駆けめぐり(真樹子)
新入生やうやう慣れし登校路(尾燈子)(登校路→通学路)
背に揺れて新入生のランドセル(真知子)
・
来し方を振り返りつつ徒遍路
入学の子ら次次と駆け抜けて
雁帰るドローン飛び交ふ北方へ
みちのくのずしりと重き草の餅

投稿日:2025年4月17日 作成者: kinosita2025年4月18日

いどばた歌仙 善哉「花の巻」初折の表 脇 再募集                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

発句の余情に呼応した詩情のある脇です。
発句と脇でひとつの世界を作った感じがあります。

第三は、飛躍して別の世界へ転じてください。
留め方として(に、て、にて、らん、もなし)などが多く使われますが
発句が「で」の留なので、こだわらなくてもいいです。

春の長句(575)です。

【初折の表】
発句 残生やひと日は花を鋤きこんで  飴山實(春・花)
脇  白き蝶々あそぶ川舟       真樹子(春)
第三 
  

〇
白き蝶々あそぶ川舟(真樹子)

△
春の祭りの長閑な囃子(貝太)(春の祭はのんびり囃し)

・
春惜しみつつリハビリの試歩
はるか見晴らす菜の花の岸
抱き上ぐる子に若き草の香
朝を知らせる子雀の声
誰もゐぬ日は大朝寝して
白きたくあん目刺に添へて

投稿日:2025年4月17日 作成者: kinosita2025年4月17日

いどばた歌仙 善哉「花の巻」初折の表 脇                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

新たな巻がはじまります。今回の発句は、以前から好きな句ですが、年齢を重ねて
さらに心魅かれるようになりました。

「残生や」で始まります。淡々と詠まれた「ひと日は花を鋤きこんで」から感じる
余情。この余情をいかした脇になれば、「発句に寄り添う」ことになるのですが。
再募集です。 春の短句(77)です。

【初折の表】
発句 残生やひと日は花を鋤きこんで  飴山實
脇   

〇

△
目刺をあてにまづは一杯(史生)(「目刺をあてに」はいいのですが)
遠嶺にかかる今朝の春雪(真知子)(手を止めてみた風景)

・
ゆるり見渡す菜の花畑(発句に「鋤きこんで」があるので畑を避けて)
夜を込めて鳴く棚田の蛙(発句に「鋤きこんで」があるので田を避けて)
彼方のピアノ運ぶ春風(彼方?)
新たな趣味に嵌る永き日(新たな趣味とは?)
折々くばる粽ひと盆(粽は夏の季語です)
浮かれ出でたる蟇の鳴き声(蟇鳴くは夏になります)
ぽつぽつ遅き春の灯火(遅き春は、春に入っているのにまだ肌寒い時期のこと。
発句の散った花を鋤きこむより季節が前に戻ってしまいます)

投稿日:2025年4月14日 作成者: kinosita2025年4月16日

「花の巻] 4月15日から始まります。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

発句 残生やひと日は花を鋤きこんで  飴山實

句集『花浴び』からの一句。
4月15日(火曜日)の午後8時締切です。
しばらく、春休みとさせていただきます。
よろしくお願いいたします。

投稿日:2025年3月26日 作成者: kinosita2025年4月14日

いどばた歌仙 善哉「初空の巻」 満尾しました。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

《連衆》
青沼尾燈子 安藤久美 石川桃瑪 斉藤真知子 高橋真樹子 田村史生 
永井貝太 中野美津子 氷室茉胡 三玉一郎 山下うた子 
《捌き》木下洋子
2025年1月23日~3月25日

【初折の表】
発句   初空や一夜で白き伊吹山      洋子(新年)
脇     籠いつぱいに若菜摘みゆく     久美(新年)    
第三   入魂のバットで挑む海越えて     史生(雑)
四     毎朝妻の絶品カレー       尾燈子(雑)
五    従へる雲の中から小望月      桃瑪(秋・月)
六     水辺に響く菱喰の声       美津子(秋)    
【初折の裏】
初句   小坊主も猫も総出の冬支度      一郎(秋)
二     うろ覚えなるいろはにほへと   真知子(雑)
三    釣書の写真の顔とかけ離れ     真知子(雑・恋)
四     金が物言ふ愛の巣二つ      貝太(雑・恋)
五    秘書官は早も火消しに大わらわ   真樹子(雑)
六     犬も通さぬ国境の壁        貝太(雑)
七    戦時下の穀倉地帯風涼し       茉胡(夏)
八     バンドゥーラ鳴る七月の月    一郎(夏・月)
九    平成の大修理終へ鳳凰堂      史生(雑)
十     未だなじめぬ新札三人      うた子(雑)
十一   花追うて北へ北へとドサ回り    貝太(春・花)
折端    箱いつぱいに届く草餅       真知子(春)
【名残の表】
初句   兄嫁が守りし生家炉の名残      茉胡(春)
二     坂をのぼれば見ゆる黒船     久美(雑)
三    乱発の大統領令劫火揺れ      一郎(雑)
四     パソコン閉ぢてお茶を一服     史生(雑)
五    さつきから裏口叩く雪女      真知子(冬)
六     炬燵の中で足絡ませる      真樹子(冬・恋)
七    遠く見るポーカーフェイス恋しくて 尾燈子(雑・恋)
八     ネットカジノで稼ぐ大金     うた子(雑)
九    求人はリゾートバイト実は詐欺   美津子(雑)    
十     夢にまで見る母の肉じやが    真樹子(雑)
十一   柴又へふらりと帰る月の夜     一郎(秋・月)
十二    蓮の実飛ぶを眺む縁側      桃瑪(秋)     
【名残の裏】
初句   この国は何処へ向かふ冬隣     茉胡(秋)
二     彼の日のままに太陽の塔     史生(雑)
三    カラオケの十八番のはずが音外し  貝太(雑)
四     売り切れとなる翔平グッズ    桃瑪(雑)
五    腹の子も一緒に浴びる花吹雪    真知子(春・花)
挙句    春風受けて万国旗揺れ      久美(春)

投稿日:2025年3月26日 作成者: kinosita2025年3月26日

いどばた歌仙 善哉「初空の巻」名残の裏  挙句再募集                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          

もうすぐ始まる、万博をイメージしました。
前句が「花吹雪}と舞うイメージなので、「揺れ」にしました。

これでめでたく満尾となりました。
今回は体調を崩したりなどで、休むこともありましたが、連衆の皆さんのおかげで
なんとか挙句まで旅を続けられました。ありがとうございました。

【名残の裏】     
一(折立)この国は何処へ向かふ冬隣     茉胡(秋)
二     彼の日のままに太陽の塔     史生(雑) 
三    カラオケの十八番のはずが音外し  貝太(雑)     
四     売り切れとなる翔平グッズ    桃瑪(雑)
五    腹の子も一緒に浴びる花吹雪    真知子(春・花)
挙句    春風受けて万国旗揺れ      久美(春)

〇
春風受けて万国旗舞ふ(久美)(舞ふ→揺れ)

△
暗くなるまで遊ぶ永き日(美津子)

・
忘れ角ある公園の隅
兄と駆けつこ競ふ野遊び
春闌のロスアンゼルス
湖へと下る山の春風
富士のお山も笑ふておはす
山を越えゆく風船いくつ
弥生山から帰るやまびこ

2025年3月26日 作成者: kinosita カテゴリー: 未分類

いどばた歌仙 善哉「初空の巻」名残の裏  挙句                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          

あと一息です。再募集です。

【名残の表】  
十二(折端)蓮の実飛ぶを眺む縁側      桃瑪(秋)
【名残の裏】     
一(折立)この国は何処へ向かふ冬隣     茉胡(秋)
二     彼の日のままに太陽の塔     史生(雑) 
三    カラオケの十八番のはずが音外し  貝太(雑)     
四     売り切れとなる翔平グッズ    桃瑪(雑)
五    腹の子も一緒に浴びる花吹雪    真知子(春・花)

〇

△
春の日永に硯石研ぐ(真樹子)
猫に欠伸の移る長閑さ(貝太)(長閑さ→春の昼などに)

・
犬も喜び青を踏みをり
白き春野を歩き出す夢
お玉杓子の尾のとれる頃
在宅ワーク増やす春宵
騙されたふりする四月馬鹿
天のまほらへ雲雀舞ひゆく
枝渡りゆく鶯のこゑ

2025年3月25日 作成者: kinosita カテゴリー: 未分類

いどばた歌仙 善哉「初空の巻」名残の裏  五                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

明るい未来を感じさせる花の句です。

いよいよ挙句になります。春で詠んでください。

【名残の表】  
十二(折端)蓮の実飛ぶを眺む縁側      桃瑪(秋)
【名残の裏】     
一(折立)この国は何処へ向かふ冬隣     茉胡(秋)
二     彼の日のままに太陽の塔     史生(雑) 
三    カラオケの十八番のはずが音外し  貝太(雑)     
四     売り切れとなる翔平グッズ    桃瑪(雑)
五    腹の子も一緒に浴びる花吹雪    真知子(春・花)

〇
腹の子も一緒に浴びる花吹雪(真知子)

△
ポトマック河畔逍遥花吹雪(茉胡)

・
ポトマック河畔みな寄る花盛り
場外の花の宴も盛り上げて
ドームでは一足早く花の宴
青春の涙忘れず夕桜
週末にどつと繰り出す花の山
ありたけの花の溢れる吉野建
咲き満てる花のさざめき運ぶ風
あといくつ眠れば山は花盛り
川沿いに行燈吊し花を待つ

2025年3月21日 作成者: kinosita カテゴリー: 未分類

いどばた歌仙 善哉「初空の巻」名残の裏 四再募集                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

球場内のグッズ売り場に長蛇の列ができています。
大谷翔平関連のグッズは早々売り切れに。

次は花の定座です。

白紙画面とお伝えしていたのは、パソコンがMacの場合のようです。

【名残の表】  
十一   柴又へふらりと帰る月の夜     一郎(秋・月)
十二(折端)蓮の実飛ぶを眺む縁側      桃瑪(秋)
【名残の裏】     
一(折立)この国は何処へ向かふ冬隣     茉胡(秋)
二     彼の日のままに太陽の塔     史生(雑) 
三    カラオケの十八番のはずが音外し  貝太(雑)     
四     売り切れとなる翔平グッズ    桃瑪(雑)
五

〇
年収トップ誇る翔平(桃瑪)(売り切れとなる翔平グッズ)

△
通説変へる化石発見(茉胡)(化石発見→恐竜化石)
いつも一緒にペットロボット(史生)

・
自動運転タクシー走る
春場所の新横綱や早や休場(77で)
おはぎニつで足りぬこのごろ
今も変はらぬ故郷の山
マッチングアプリで出会ふ恋人(恋)
今年流行りの淡き薔薇色

2025年3月20日 作成者: kinosita カテゴリー: 未分類

いどばた歌仙 善哉「初空の巻」名残の裏 四                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

再募集です。

【名残の表】  
十     夢にまで見る母の肉じやが    真樹子(雑)
十一   柴又へふらりと帰る月の夜     一郎(秋・月)
十二(折端)蓮の実飛ぶを眺む縁側      桃瑪(秋)
【名残の裏】     
一(折立)この国は何処へ向かふ冬隣     茉胡(秋)
二     彼の日のままに太陽の塔     史生(雑) 
三    カラオケの十八番のはずが音外し  貝太(雑)
四

〇

△

・
根性骨ある宇宙飛行士
お前もか金金金で蛇穴を
加齢のせいに転けて骨折
どこへ行くにもスマホが頼り
好奇心なら人並み以上
初音ミクとのコラボ実現
あつという間に古稀を迎へて
幼稚園児の列の短し
解体ショーに拍手喝采
パレード続く裸の王様

2025年3月20日 作成者: kinosita カテゴリー: 未分類

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