「花仙の会」春の巻 報告
2月27日に表参道「東京ウイメンズプラザ」で開催した「花仙の会」春の巻は、39名の参加のもと約2時間の花と俳句のコラボレーションが展開されました。会場には第1の花と第1句を展示、スタートと同時に福島光加さんが第2の花をいけはじめました。その時間は約5分。その5分後には第2の花に付けた20数句が投句されました。投句を読み上げながら飛岡が選句、その句を清水今日子さんが墨書して展示。こうして花6作品、俳句6句が巻き上がりました。
投句された句や選ばれた句の展示方法、読み上げ方などの課題を改善して、ぜひ別な季節の「花仙の会」へとつなげていきたいと思います。 (飛岡光枝・写真提供 大塚哲也)
【第1の花】 藪椿 連翹 しだれ柳の芽
(写真は第1の花(右奥)と、花をいける福島光加さん)
【第1の句】「奥山の月輪熊も覚めるころ」 光枝
【第2の花】 裏白(ぜんまい) 菜の花
(写真は第2の花と、第2句の作者、栄順さん)
【第2の句】「しやぼん玉とんでどこまでいくのやら」 栄順
【第3の花】 レッドウイロー オクラレルカ エケベリア (写真は第3の花と、第3句の作者、稲さん)
【第3の句】「佐保姫や天上の舞むらさきに」 稲
【第4の花】 黒目柳 ラナンキュラス なでしこ
(写真は第4の花と、第4句の作者、診子さん)
【第4の句】「ひなあられ紅より先につまみけり」 診子
【第5の花】 ミモザアカシア 山吹 リューココリネ
(写真は第5の花と、第5句の作者、稲さん)
【第5の句】「にぎやかや巣箱のなかの鳥の声」 稲
【第6の花】 河津桜 デルフィニウム トルコぎきょう
(写真は第6の花と、第6の句の作者、ゆきさん)
【第6の句】「庭を掃く箒の音も春惜しむ」 ゆき