ネット句会 投句一覧(12月)
12月の「ネット句会」の投句一覧です。
参加者は(投句一覧)から3句を選び、このサイトの横にある「ネット句会」欄(「カフェネット投句」欄ではなく、その下にある「ネット句会」欄へお願いします)に番号と俳句を記入して送信してください。
(「ネット句会」欄にも同じ投句一覧があります。それをコピーして欄に張り付けると確実です)
選句締め切りは12月5日(月)です。後日、互選と店長(飛岡光枝)の選をサイトにアップします。(店長)
(投句一覧)
1 小春日や缶からドロップ何の色
2 冬支度大したことは何もせず
3 大根干す海はるかなる峠道
4 野良猫の庭に住みつく石蕗の花
5 鰯ではなく鯛なるぞ鯛焼食ぶ
6 飛騨からの大工を待つも冬構
7 宝くじ売場に並ぶ冬帽子
8 閑かなり猟犬はまだ夢の中
9 どこでもドアぎいと開くや雪の夜
10 狐火やあまたの人にみとられて
11 埋火へ深く埋めん夢ひとつ
12 ミサイル来寝てはをれぬぞ山目覚む
13 よぢ上りぐるり螺髪の煤払ふ
14 秋風や笑う橋場のばんばいて (檜枝岐村)
15 百年の柱磨きて年用意
16 冬ぬくし刺し子ふきんの花模様
17 秋澄むや黙礼かはすウオーキング
18 手に顎をのせて火鉢の太宰かな
19 直会が済んでほろ酔い秋収め
20 実千両決然として庭の隅
21 タイマーのごときゆばりや寒夜かな
22 静けさの身に沁みとほる小夜時雨
23 ひとしきり窓を濡らして初しぐれ
24 橋裏に水面の揺らぎ小六月
25 身に叶ふ椅子を月見の座となせり
26 開戦日油焼けした花骨牌
27 塊りとなりて塒へ冬の鳥
28 ひとひらの花閉ぢ込めて滝氷る
29 狼の遠吠へ抱き山眠る
30 耳鳴りの寂しき音に耳袋
31 バス停の前は海原石蕗の花
32 夕焼けの飛行機雲や神の旅
33 電車待つ下りホームや枇杷の花
34 湯ざめして再び試すパスワード
35 それぞれがいびつ誇るや花梨の実
36 森深閑遠く熊鈴熊の架 (たな)
37 今日もマスク行こ行こ仮面舞踏会
38 氷面鏡辷らせてゆく鳥の影
39 秋暮れて古書よりゲルベゾルテの香