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a la carte 伊勢参

caffe kigosai 投稿日:2015年4月7日 作成者: youko2015年4月8日

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先日、二十年ぶりに伊勢参りに行ってきました。

江戸時代、伊勢講などの団体を作り、積み立てた費用で伊勢参りをするのが盛んになりました。一生に一度は伊勢参りをしたいというのが庶民の願いでした。

伊勢参りといえば上方落語に、【伊勢参宮神の賑】があります。道中記としていくつもの話が続くのですが、「東の旅」(発端)では、「お伊勢はんという神さんが、えらい陽気好きでござりまして・・・旅は秋春とよう申しますが、どうしても春先の方が、工合がよろしいようで・・・暑うなし寒うなし、菜種や蓮華草が咲いていようか、空には雲雀がチュンチュンさえずっていようか・・・」というような陽気に誘われ、二人のずぼらな男が伊勢参りに出かけてゆくという、にぎやかな前座ばなしになっています。

次の日の句会にそなえ、この度の参宮では、よい句が授かりますようにとお願いをしました。神だのみするより自分でがんばりなはれと言われそうですが。天気にも恵まれ、遷宮を終えた美しい神宮に参る喜びはひとしおでした。

お参りの後は、てこね鮓、伊勢うどん、赤福と伊勢茶など名物をお腹いっぱい食べました。「神より団子」といわれそうではございますが。(洋子)

落語「東の旅」の

清やん喜ィ公と一緒や伊勢参   洋子

〈カフェネット投句〉3月 飛岡光枝選

caffe kigosai 投稿日:2015年4月1日 作成者: mitsue2015年4月2日

41磯巾着 - コピーs

【特選】

潮溜り磯巾着の深い翳  周作

春の愁いのように。「磯巾着に」。

【入選】

群れをなす針魚きらめき反転す  周作

一本調子にならない工夫を。

蛤に名もかぐはしき潮汁  隆子

「蛤の」。名ではなくて潮汁そのものを褒めたい。

移動スーパー春の小川を鳴らし来る  澄江

のどかな春の一場面。

今月の花(4月)チューリップ

caffe kigosai 投稿日:2015年3月31日 作成者: koka2015年4月4日

チューリップ (4)s

「あら、変わったチューリップ!」教室で生徒さんの声があがります。

緑のなかに赤が混じった花びら、その縁にややフリルのあるまだ蕾のチューリップ。

「咲いた、咲いた、チューリップの花が」に始まる童謡「チューリップ」が生まれた時の花の色は 赤、白、黄色、くらいだったのでしょう。いまではたくさんの色や形が楽しめ、香りのするチューリップもあります。ふつうは一つの球根から一輪の花が出ていますが、たくさんの花がつくものもみかけるようになりました。

和名は鬱金香(うっこんこう、または、うこんこう)といい、江戸時代末に日本に伝えられたといわれます。当時のチューリップの香りは字のとおり、鬱黄(ターメリック)の香りに似ていたからだということです。

原産地は中央アジア、また北アフリカのあたりで、やがてトルコで多くの種類が生まれました。トルコのターバンを意味するTulipamから学名Tulipaとなった歴史はあの花びらのふくらみ具合をみてトルコの人たちがどこか同じ形を想像したからでしょうか。

チューリップはさまざまな花の色や形が際限なく作りだされるようになると、人々を夢中にし、一時はヨーロッパでは投機の対象にさえなりました。

咲いたチューリップは、やがて茎は伸びきり花も大きく膨らんできます。花びらたちに守られた中の空気があふれんばかりになり、花びらもすこし透けてきたなと思ったころ、大きな花びらをつまんでひとつひとつそりかえしてあげます。すると底にある雄蕊とめしべが現れ、最後にいっそう華やかな花の表情が楽しめます。

「もうひと花咲かせる」という言葉がありますが、もしかしてもともとはこういうことだったのではないかと開かれたチューリップの姿に見入ってしまうこともあるのです。

思いがけない表情は、人が関わることにより、咲ききってなお「有終の美」を飾るのかもしれません。(光加)

今月の料理(四月)_山葵漬のサンドイッチ

caffe kigosai 投稿日:2015年3月31日 作成者: yoshiko2015年4月8日

sando

アフタヌーンティーにつきもののフィンガーサンドイッチ。その代表といえばきゅうりのサンドイッチです。今ではありふれた食材のきゅうりも当時のイギリスでは高級食材だったようです。

今月の料理はこのフィンガーサンドイッチをまねてきゅうりの代わりに山葵漬を使ってみました。お土産に頂く山葵漬ちょっともてあます事などありませんか。こんな使い方も頭の隅に入れておいて頂くと何かのときに役に立つかもしれません。

雪国は今、雪解けのさなか。里山ではきれいな水の湧き出るところや、少し湿ったところに自生の山葵を見つけることが出来ます。刻んで酒かすと合えると美味しい山葵漬になるのですが、たまには目先を変えてパンで頂いてみませんか。お腹を満たすというより、小さくカットしてお茶やお酒の相の手に目先を変えていかがでしょう。

【作り方】
サンドイッチ用の薄くスライスしたパンにバターと山葵漬をぬりチーズをはさみます。
味をみて塩が不足のようでしたら足してください。もう一つにはハ ムとチーズをはさみます。
自家製の山葵漬は市販の物に比べると、作りたてはかなりしゃきしゃきとして歯ざわりの良いものです。既製品を使う時は山葵漬を塗り、セロリを薄く小口に切って塩をふり、しばらく置いて水気を拭いたものをはさむと歯ざわりがよくなります。その時セロリは少し多めのほうがおいしいようです。

分量ははぶきます

せせらぎをころがる小石花わさび             善子

今月の季語(4月) 春の雨

caffe kigosai 投稿日:2015年3月27日 作成者: masako2015年3月28日

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「春雨じゃ、濡れて参ろう」というセリフがしっくりくるように降るイメージがありますが、春の雨だからといって、必ずしもしっとり降るとは限りません。横殴りに冷たく降っても、立春以降の雨であれば〈春の雨〉〈春雨〉と呼ぶことができます。

厳密に言えば、〈春雨〉のほうは『万葉集』や『古今集』の時代から和歌に詠まれてきた題であり、芭蕉の時代には〈春の雨〉とは区別して使われていました。現代においては使い分けの決まりはありませんが、半平太のセリフのように、春雨のほうが静かであたたかな気分が漂うかもしれません。

春雨や美しうなる物ばかり     千代女

がうがうと春の雨ふる滝の中    原子公平

寒が明けたばかりのころは、「春の」雨という気分で、春になったことを意識した使い方をすることもできるでしょう。寒中の昨日までと同じように降っていても、なにがなし華やぎのようなものが加わります。一方、春雨のほうは和歌の伝統を踏まえた季語ですから、語自体に雅な雰囲気が自ずと備わっています。

春雨にすこし濡れ来て火桶かな   松本たかし

そのイメージがあるからこそ、

春雨のかくまで暗くなるものか   高浜虚子

のような詠み方も成立するのでしょう。

晩春のころには、私たちの意識の中にも春の季感が定着していますから、目の前の雨を〈春の雨〉と呼んでも〈春雨〉と呼んでもほぼ同義となっている、と言うこともできそうです。

風光る春ではありますが、雨に見舞われることが意外に多いです。ことに三月から四月にかけての菜の花が咲くころ、長雨に降られることがあります。その雨を〈菜種梅雨〉といいます。

豆を煮る母のうしろは菜種梅雨    鳴戸奈菜

火事跡に三日三晩の菜種雨      矢田邦子

にわか雨のほうは〈春驟雨〉といいます。現象としては〈春時雨〉と似ています。〈春時雨〉は三春の季語となっていますが、〈時雨(冬)〉の語感から、春たけなわになってくると使いにくいところがあります。〈春驟雨〉のほうは〈驟雨〉が〈夕立(夏)〉と同義に使われることもある語だけに、晩春のころのにわか雨に適った語かもしれません。

春の驟雨たまたま妻と町にあれば    安住 敦

桜の開花の後は〈花の雨〉も美しい春の雨です。目の前の桜に降る雨の意でも、花どきに降る雨の意でも使えます。

二歩三歩そして傘さす花の雨      上野章子

花の雨エレベーターのなか濡れて    宮津昭彦

春の雨だからと油断していると風邪をひきます。「春の」がついて華やかになるといっても〈春の風邪〉は遠慮しておきたいものです。(正子)

 

朝日カルチャーセンター〈カフェきごさい〉句会 3月

caffe kigosai 投稿日:2015年3月25日 作成者: mitsue2015年3月25日

harunosora3月7日のカフェきごさい句会。兼題は2月のカフェきごさいより、季語「春の風」、料理「巣籠り」、花「姫水木」。

【特選】

 失ひし眼の大き目刺焼く  美穂子

今は大きな穴だけが。

 さみどりの小枝もさして小鳥の巣  隆子

「さみどりの」が新しい巣のすがすがしさを伝える。「さして」が少し言い過ぎ。

【入選】

 錦糸卵すしに散らして春の山  澄江

錦糸卵の黄色がいかにも春の山。

 魴鮄のゆめのなごりの翼かな  隆子

「ゆめのなごり」と「翼」の関係がわかりにくい。

 春泥を飛び越えゆくや恋兎  稲

弾むように春野をゆく兎。「飛び越えてゆく」。

 春の雨仄とふくらむ畑の土  守彦

「仄とふくらむ」がわかりにくい。

 間取りよし眺めまたよし新巣箱  澄江

小鳥の新婚さんの部屋探しのようで楽しい。

いよいよ春本番の句が並び、句会も華やかになった。4月の兼題は、季語「春の海」、料理「野芹の卵とじ」、花「青麦」。

雀の子ころがるやうに巣立ちけり  光枝

「花仙の会」春の巻 報告    

caffe kigosai 投稿日:2015年3月18日 作成者: mitsue2015年3月18日

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2月27日に表参道「東京ウイメンズプラザ」で開催した「花仙の会」春の巻は、39名の参加のもと約2時間の花と俳句のコラボレーションが展開されました。会場には第1の花と第1句を展示、スタートと同時に福島光加さんが第2の花をいけはじめました。その時間は約5分。その5分後には第2の花に付けた20数句が投句されました。投句を読み上げながら飛岡が選句、その句を清水今日子さんが墨書して展示。こうして花6作品、俳句6句が巻き上がりました。
投句された句や選ばれた句の展示方法、読み上げ方などの課題を改善して、ぜひ別な季節の「花仙の会」へとつなげていきたいと思います。 (飛岡光枝・写真提供 大塚哲也)
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【第1の花】 藪椿 連翹 しだれ柳の芽
      (写真は第1の花(右奥)と、花をいける福島光加さん)

【第1の句】「奥山の月輪熊も覚めるころ」  光枝

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【第2の花】 裏白(ぜんまい) 菜の花
      (写真は第2の花と、第2句の作者、栄順さん)

【第2の句】「しやぼん玉とんでどこまでいくのやら」  栄順

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【第3の花】 レッドウイロー オクラレルカ エケベリア                   (写真は第3の花と、第3句の作者、稲さん)

【第3の句】「佐保姫や天上の舞むらさきに」  稲

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【第4の花】 黒目柳 ラナンキュラス なでしこ
      (写真は第4の花と、第4句の作者、診子さん)

【第4の句】「ひなあられ紅より先につまみけり」  診子

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【第5の花】 ミモザアカシア 山吹 リューココリネ
      (写真は第5の花と、第5句の作者、稲さん)

【第5の句】「にぎやかや巣箱のなかの鳥の声」  稲

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【第6の花】 河津桜 デルフィニウム トルコぎきょう
      (写真は第6の花と、第6の句の作者、ゆきさん)

【第6の句】「庭を掃く箒の音も春惜しむ」  ゆき

ういきょうの花

caffe kigosai 投稿日:2015年3月17日 作成者: koka2015年3月18日

ういきょう茎の分岐したその先に小さな黄色の花々をつけ半円球を描くういきょうが咲き始めればまもなく春爛漫を迎えるしるしです。中が空洞な茎は暖かな光を受け、緑の色を深めていきます。数本を集めるとたくさんの緑の線の上に黄色い霞がただよっているかのようです。

中国から渡ってきたういきょうは英名フェンネルといい、茴香と書き、字のとおり手に取ると香りがします。

葉は細く分かれて糸のようになってやわらかく、昔、フランス料理の教室で鮭の料理を習ったとき使ったか細い葉は、当時はまだあまり知られていないういきょうの葉だったと後で知りました。臭みをとるためで、肉料理にも用いられます。

ハーブとして使用する他、日本でも早くから漢方薬として胃薬、利尿剤、痰きりなど広い範囲で使われてきました。

イタリアウイキョウはフィノッキオと呼ばれます。ヨーロッパなどの市場やスーパーの野菜売り場に、短く切られた濃い緑の葉の元に大きくなった白い鱗茎をつけてごろりと並べられます。初夏に訪れて、ああ、この季節だなと思うのはこんな野菜を目にした時です。生の状態でも食べられますが、スープなどで出てくると、同じせり科のセロリのような食感と独特の味で甘みのなかにかすかに苦味もあり不思議な食材です。

フランスのリキュールで度数40度以上というパスティスにも、ういきょうは入っています。パスティスはアニス風味が強く水やソーダで割りますが、独特な味で、マルセイユでは魚介類を入れたスープ、ブイヤベースにもいれるのだそうです。

インドのデリーで飛び切りおいしいインド料理をご馳走になった時のことです。店をでる時、カウンターでサリー姿の知人が銀器のなかの種のようなものをひょいとつまみ「これを口に含むとすっとして口臭防止にもなる」と勧めてくれたのは、フェンネルシード。つまりヒンズ―語でソーンフと呼ばれるういきょうの種でした。その直前に飲んだスパイスとミルクが入っているマサラティーにもカルダモンとともに使用することもあるという説明でした。

花を楽しむほかに様々な用途があり、世界各地で重宝され、しかしどこか不思議さが漂うういきょうなのです。(光加)

今月の季語(3月) 春の海

caffe kigosai 投稿日:2015年3月4日 作成者: masako2015年3月7日

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春は一年のうちで最も潮の干満の差が大きいそうです。そのため〈潮干狩〉〈磯遊〉は春の風物詩となりました。

まんまるくお尻濡らせり汐干狩   星野恒彦

酌む手元風に狂ひて磯祭      斎藤梅子

潮(汐)干狩は遠浅の砂浜で行う行楽、磯遊は海の岩場で行う採集とか海辺の祝祭などといったニュアンスがありますが、同義に使われることもまた多いようです。駘蕩たる春風が、潮干の浜を吹き渡るような季語です。

ちなみに「潮」は朝しお、「汐」は夕しおを指します。文字通りの意味です。

潮の好きな鯊汐の好きな鯊    大石悦子〈秋〉

 ときを同じくして、貝類が旬を迎えます。日常的にはカタカナで表記されることの多い貝の名前ですが、季語としては漢字表記を用います。栄螺、蛤、浅蜊、月日貝、赤貝、常節、馬刀貝、馬鹿貝、北寄貝……などなど。全部読めますか?

九十九里栄螺ぎらぎらしておりぬ  金子兜太(さざえ)

舌焼いて焼蛤と申すべき       高浜虚子(はまぐり)

浅蜊の舌別の浅蜊の舌にさはり   小澤 實(あさり)

面白や馬刀の居る穴居らぬ穴    正岡子規(まて)

馬鹿貝の逃げも得せずに掘られけり 村上鬼城(ばかがい)

食用ではありませんが、桜貝はその桜色を愛でられて、春の季語となりました。また寄居虫、磯巾着など、潮干狩のときによく見かける生きものも春の季語です。

片手から両手にもらひ桜貝       中西夕紀

やどかりの裸しみじみ粗末なり     奥坂まや

揺れかはしいそぎんちやくは待つばかり 本井 英

魚にも春の季語がたくさんあります。文字通り春の魚と書く「鰆」、銀色の細長い体が特徴的な「鱵・針魚(さより)」、釘煮がおいしい「鮊子(いかなご)」など。朝の連続テレビ小説で有名(?)になった北海道西海岸の「鰊群来(にしんくき)」は春の風物詩でしたが、今では日本近海ではほとんど獲れなくなりました。

瀬戸内の空青ければ鰆打つ      磯貝碧蹄館

青空の映れる水に針魚みゆ       長谷川櫂

いかなごにまづ箸おろし母恋し     高浜虚子

唐太の天ぞ垂れたり鰊群来       山口誓子

春の鯛を「桜鯛」と呼ぶのは、腹部が婚姻色と呼ばれる赤味を帯びた色になるからです。桜の縁で「花見鯛」とも呼びます。同様に桜のころに獲れる烏賊を「花烏賊」「桜烏賊」と呼びます。

桜鯛螺鈿の鱗こぼしけり       川崎展宏

花烏賊の腸抜く指のうごき透く    中村和弘

店先には季節を問わず冷凍の鮭や秋刀魚が切り身になって並んでいます。少々値ははりますが、春の海から揚がり立ての魚や貝を見て味わって楽しんでみようではありませんか。(髙田正子)

 

今月の花(3月)青麦

caffe kigosai 投稿日:2015年3月4日 作成者: koka2015年3月5日

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花やさんから届けられるお稽古の花材に青い穂をつけた麦がでてくると、春も一段と進んでいることを知らされます。子供の頃、麦の穂を形成している伸びた芒(のぎ)の先がいかにも心地よさそうで、思わず頬を寄せて柔らかい緑色の感触を確かめようとしたら、先端は思ったより痛いことも知りました。茎は中空なので、濃緑の葉を節からとるときは気を付けないと穂の元や茎を折ってしまいます。

日本には4,5世紀に渡ってきたといわれる麦。麦踏みという作業は動力にとって代わりましたが、麦秋での収穫に至るまで今でも大事に育てられています。心地よい風が吹く青々した麦畑でならす麦笛、藁ぶき屋根、麦わら帽子、麦ごはん、味噌は裸麦から、夏の乾いた喉に麦茶、一生懸命かきまぜた麦こがし。パンやお菓子、麺類も小麦から、朝はライ麦のパン、あるいは燕麦が原料の一つのオートミールなど私たちの生活と麦は切っても切れません。

学校帰りの炎天下、駅から我が家へ向かう途中にある牛乳やさんで、大きな冷蔵庫から出された牛乳瓶の丸い紙のふたを、店のおじさんが先のとがったもので、チョンと開けてくれたものです。ガラス瓶ごと冷やされた牛乳が、黄色くつやつやしたストローを伝ってあがってくる。外の暑さに対して急にきゅんと来る冷たさが和らげられていたのは、ストローが自然のものだからでしょう。麦のはじめの記憶はこのストローで、英語で麦わらを意味することも知りました。

大麦には六条麦と二条麦があり、穂についている実の列数が異なります。麦茶の宣伝でも知られる六条大麦は穂を上から見ると実の列が6列、二条大麦は2列です。

ある程度の技術と表現に達し証書を申請する時、いけばなでは先生から名前、「雅号」をいただきます。クラスに長く通ってきている男性は私の光加の「光」をとって光麦(こうばく)という雅号になりました。本人が麦酒、つまりビールが大好きだからです。

二条の麦はウイスキーやビール、焼酎などの原料のひとつとなり、大人になっても麦にはいろいろお世話になり続けるのです。(光加)

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「カフェきごさいズーム句会」のご案内

「カフェきごさいズーム句会」(飛岡光枝選)はズームでの句会で、全国、海外どこからでも参加できます。

  • 第三十七回 2026年4月11日(土)13時30分
      (原則第二土曜日です)
  • 前日投句5句、当日席題3句の2座(当日欠席の場合は1座目の欠席投句が可能です)
  • 年会費 6,000円
  • 見学(1回・無料)も可能です。メニューの「お問い合せ」欄からお申込みください。
  • 申し込みは こちら からどうぞ

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スタッフのプロフィール

飛岡光枝(とびおかみつえ)
 
5月生まれのふたご座。句集に『白玉』。サイト「カフェきごさい」店長。俳句結社「古志」題詠欄選者。好きなお茶は「ジンジャーティ」
高田正子(たかだまさこ)
 
7月生まれのしし座。俳句結社「青麗」主宰。句集に『玩具』『花実』『青麗』。著書に『子どもの一句』『日々季語日和』『黒田杏子の俳句 櫻・螢・巡禮』。和光大・成蹊大講師。
福島光加(ふくしまこうか)
4月生まれのおひつじ座。草月流本部講師。ワークショップなどで50カ国近くを訪問。作る俳句は、植物の句と食物の句が多い。
木下洋子(きのしたようこ)
12月生まれのいて座。句集に『初戎』。好きなものは狂言と落語。
趙栄順(ちょよんすん)
同人誌『鳳仙花』編集長、6月生まれのふたご座好きなことは料理、孫と遊ぶこと。
花井淳(はない じゅん)
5月生まれの牡牛座、本業はエンジニア、これまで仕事で方々へ。一番の趣味は内外のお酒。金沢在住。
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