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今月の季語(5月) 五月

caffe kigosai 投稿日:2014年5月2日 作成者: masako2014年5月13日

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風薫る〈五月〉となりました。

春の風が「光る」のに対し、初夏の風は「薫る」。

薫風のみなもとの樟大樹なり
福永耕二

さまざまな草木の花が薫り、若葉青葉が薫ります。また、

海からの風山からの風薫る    鷹羽狩行

風はいろいろな薫り方をして、夏が来た喜びを告げます。

今年の〈立夏〉は5月5日。現代では5月に夏の感覚を抱く人は多くないかもしれません。5月は〈初夏〉です。ごく若い夏、やや汗ばむ程度の暑さの軽やかな夏です。

帯解けば疲れなだるる夕薄暑     古賀まり子

フランスの水買つて飲む薄暑かな  井越芳子

〈暑し〉は三夏を通して使える季語ですが、「暑」のつく季語は実に多彩です。日本の暑さはそれだけ変化に富み、日々姿を変える暑さに、日本人は営々と向き合ってきたということでしょう。〈薄暑〉は入りばなの暑さ。初物にどこか通じる、嬉しさの伴う暑さであるように思います。

季節の変わり目は発見の多いときです。たとえそれがささやかなことであっても、身ほとりに小さな喜びを重ねていくと、心が躍ります。

ふいに子の遊びが変はり夏に入る  小澤克己

子に母にましろき花の夏来る      三橋鷹女

初夏の一日一日と庭のさま       星野立子

旧暦4月の異称〈卯月〉は、新暦ではほぼ5月にあたることが多いので、夏の季語となっています。名の由来には諸説ありますが、俳句を作ったり鑑賞したりするときは「卯の花月」ととらえるとイメージがふくらみます。真っ白な〈うつぎの花〉が咲く月の意です。

たそがれの草花売も卯月かな  富田木歩

同じ夏でも猛暑の時期になると、喜んでばかりもいられなくなりますが、初夏の今の時分には、暑からず寒からず、暖かいというのとも違う空気のすがすがしさを、存分に味わいたいものです。花粉症の私は、このころになるとやっと空気が澄んできた気分になります。これも「身ほとりのささやかな変化」のひとつ。それに気づかせてくれた花粉症に、少しは感謝すべきなのかもしれません。(正子)

今月の料理(五月)_山独活の酢味噌和え

caffe kigosai 投稿日:2014年4月30日 作成者: yoshiko2014年7月1日

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立春に始まった春も梅を待ち桜を待ちしているうちに、あっという間に過ぎて行きます。ちょうど春と夏の入れ替わる時にゴールデンウィークがあり季節は夏にかわるのですが、感覚的にはお休みに浮かれ春の延長のような気分です。時々初夏を思わせる気温になることもありますが、自然は正直で植物や山の物などはその時期にならなければ顔を見せてくれません。

 昔から日本人は寒さや暑さのさ中に次の季節を感じとり、様々な文化を育んで来ました。俳句を作るようになってから、実際の季節と暦のずれを感じるようになったのは言うまでもありませんが、行事などの料理に使う食材などは出回っていない事が多々あります。

 雪国ではスタートの遅れた春が一生懸命走り、夏にバトンを渡そうとするのですが暦に一歩間に合わず、躑躅や藤などは五月をちょっと過ぎてからになります。ましてや山菜などはゴールデンウィークの頃が真っ盛り。里は初夏でも山には春と初夏が仲良く時を過ごしています。

前置きが長くなりましたが、今回は山独活です。掘ってきたばかりの物をいただきました。蕗の薹の苞や独活の根に近い薄紫色をみると、つくづく春を感じるのは、清少納言の「紫だちたる雲のほそく・・・」という一節によるものでしょうか。

山独活は苦味もありますが、その香りとみずみずしさは格別です。水に晒して生で、短冊に切って和え物に、穂先はてんぷらに、皮は金平にと捨てるところがありません。道の駅などで手に入れることが合ったらぜひ挑戦してみて下さい。

【作り方】
独活は皮を剥き短冊に切って水に晒しさっと茹で酢味噌で合える。      
【分量】
 味噌 大匙4出来れば白味噌がお勧めです。
 酢 大匙2
 砂糖 大匙1
 辛子 好みで
 独活 適量
酢味噌の彩りにお刺身のたこをいれました。
てんぷらのころもは独活全部につけず、刷いたようにつけると白と緑が美しく仕上がります。

雪間より薄紫の芽独活かな  芭蕉

〈カフェネット投句〉4月20日 飛岡光枝選

caffe kigosai 投稿日:2014年4月25日 作成者: mitsue2014年4月25日

【入選句】

 蕗味噌や越のまほらの米炊ゐて  隆子

越の国を寿ぐ一句。

 春愁や鞄の中の着信音  周作

年中鳴っているのだが。

 陽炎の中より電車現はるる  澄江

原句は「陽炎の中より電車遅れくる」。「遅れくる」が意味不明。

 旧交の盃傾けて春の星  澄江

星では焦点が定まらない。「春の月」か。

 傷のなきランドセルなり走りゆく  光加

原句は「傷のなきランドセルの踊りゆき」。

今月の花(5月) 藤の花

caffe kigosai 投稿日:2014年4月24日 作成者: koka2022年5月14日

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くたびれて宿借るころやふじのはな 〔芭蕉〕

「笈の小文」の中の広く知られた藤の一句。芭蕉のこの藤はどんな藤だったのでしょうか。

藤は古事記や万葉集にも登場しますが、一般的に藤と呼ばれる野田藤は植物学者の牧野富太郎氏が藤の名所として名高い大阪市の野田の藤を見て命名したものです。その蔓が他の植物や自身に巻きつくときには、上から見ると時計回りにのびていきます。

これに対して日本固有のもうひとつの種類、山藤の花は野田藤よりすこし大きく、蔓は時計の針の進む反対方向へと巻きついていきます。

町の中では藤棚が作られ、紫色の藤の長い房がゆれると蜂たちが飛びまわり、風が起こると立ち昇る芳香は人々をうっとりとさせます。栽培品種には薄紫の房のものの他に濃い紫、白や薄いピンクに近いものもあります。

花が終り葉を取って枝と柄だけにしても、緑の柄の線がつんと出て面白く「むき藤」という名で、また花の後の細長い豆もいけばなの花材としてでまわります。生命力の強い蔓は編んで籠を作ったり、晒された蔓をいけることもあります。太いものはその線の面白さをいかし、大作をいける時大胆に作品全体の骨格を作り上げるのにも使われます。

藤は今では種類も多く、ヨーロッパで藤の花ははっとさせられるような鮮やかさで目に入ってきます。フィレンツエの真ん中を流れていくアルノー川の岸辺に、時をへて角が丸くなったような白い石を積んだ門があり、その石の間を埋めるように藤の蔓が這っていました。遅い春に行ってみると、そこから薄紫の花が滝のように垂れていたのです。陽射しの中での姿が印象的で近くの店で薄紫のタオル地に藤の花の刺繍がしてあるバスローブを、旅の荷物の重さも考えずに買ってしまったほどです。

泊まっていたペンショーネには見事な藤棚が作られていて、お年寄りたちが藤の下に椅子とテーブルを持ち出し話に興じていました。陰を作っている枝の広がりや数本がねじれて絡み合った太い根元を見れば、百年以上の年月を思わせる姿で、この藤には木の下に寄ってくるだれもを包み込むようなおおらかさがありました。

美しい藤の花ではありますが、切ってしまうと寿命は短いので、持たせるためすぐに元をアルコールにつけます。この量と時間の調節が難しく、展覧会にいけた藤の花の手入に行った助手が、気をきかせたつもりでまた花器の水の中にアルコールをたらしたところ、次の日に行ってみると藤の花はぐったりとしていてあわてた話を聞きました。こうなってしまうとどんな方法をもちいても回復はせず、使い物になりません。植物も二日酔いになるのです。藤も人間もお酒は程々がよろしいようです。(光加)

朝日カルチャーセンター「カフェきごさい句会」(4月)

caffe kigosai 投稿日:2014年4月23日 作成者: mitsue2014年4月23日

朝日カルチャーセンターの講座「季節を楽しむ俳句入門」(カフェきごさい句会)。四月の兼題は「カフェきごさい」サイトより、季語【三月】料理【(フリーツきんとん)雛菓子・雛の膳】花【ミモザ】です。

【特選句】

 朝日さす山襞ふかく山桜  稲

山からやっと顔を出した朝日に白く湧き立つ山桜。

 分け合うて手よりこぼるる雛あられ  良子

子供同士だろうか、それとも親と子だろうか。雛菓子の良さがよく描けている。「分け合ふて」。

 じやんけんのぐうであいこや春愁  澄江

負けたわけではないのだが、なぜか気が晴れない。「ぐうであいこ」にはなんの意味もないが、それが春愁らしい。

 菱餅や子宝といふよき響  隆子

菱餅の菱形や色には、子供の健康を願う親の思いが込められている。子供の幸せを祈る美しい雛菓子。

 寄り来たる鯉をかくして花筏  周作

鯉が花びらを吸い込むというような句はたくさんあるが、この句は、鯉を隠すほどの花筏の存在感が印象的。

【入選句】

 三月の光のなかを鼓笛隊  澄江

金管楽器を光らせて行進する鼓笛隊。春が来た喜びの句。

 三月や露店に選ぶ皿小鉢  良子

暖かくなって露店をひやかすのも苦ではなくなった。「選ぶ」としたことで、人の動きが出て句がいきいきとした。

 船からの町はミモザの花霞  隆子

欧州だろうか、ミモザの花で霞んだように見える町。「船からの」が説明になってしまっている。「船で行く」など。

 移り住む町は海沿ひ花ミモザ  澄江

「ミモザ」によっって、新しい生活への希望が伝わってくる。

 山荘へ上る坂道花ミモザ  良子

町よりも少し遅れて春がやって来た。

 花好きといわれる猫や塀の上  光加

花好きの猫とは愉快。「塀の上」ではただの猫の説明になってしまう。「いわれる」は「いはれる」。「花好きといはれる猫や花浴びて」。

 樫は父櫟は母や山笑ふ  隆子

春の芽吹きの山。

 三月や空は光を漉きこみて  隆子

雲と光が交差する微妙な空模様。

今月の兼題の「三月」は、どの月もそうですが、しっかりと季感をとらえておかないと
どの月でもいいのではという句になってしまいます。難しいですが、挑みがいのある季語です。四月の兼題は、【季語】桜・花、【料理】蕗味噌田楽、【花】雪柳 です。

抱へきて金色の人花ミモザ  光枝

ラナンキュラス

caffe kigosai 投稿日:2014年4月17日 作成者: koka2014年6月21日

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日に日に暖かさを感じる頃、それにタイミングをあわせるように春の光と空気を薄い花びらの間にためこみながら、ラナンキュラスはだんだんと大きくなっていきます。婚礼準備中のホテルの作業場で、大きな薔薇と見紛うような白いラナンキュラスが晴れの日のテーブルを飾るべくたっぷりといけられているのを見かけました。

コロンとしたこの花の小さな蕾だけをみていても、あとでかさかさと音がしそうな紙のような花びらが、種類によっては200枚以上もあるものに成長していくことは想像できないでしょう。

この花は一重の小さいものから開くと直径15センチくらいになるものまであり、色もピンク、白 黄色 赤、オレンジ、紫、また縁取りのあるもの、色の混じったものなど様々です。はっきりした明るい色が、(ラナンキュラス アシアテイクス)とよばれる種類から様々に改良されたこの品種の特徴です。形も八重はもちろん、半円球から円球に近づくのではと思える開き方をするもの、中には縁取りがあったり、くしゃくしゃとした花びらのものもありこの花に魅了された人たちによってあらゆる色と形が今でも作り出されています。

球根から発芽するラナンキュラスは、もともときんぽうげ科のきんぽうげ属です。そのきんぽうげ(金鳳華)の別名は(馬のあしがた)。きんぽうげ属のなかで他に日本の野原でみかけられるものといえば、(きつねのぼたん)という植物があります。

もともとラナンキュラスの名前の(ラナ)は(カエル〕それもラテン語で小さなカエルを意味するそうです。その名前は、この植物が水に近い場所を選ぶ性質から来ているらしいのです。また、葉の形がカエルの足に似ているからともいわれれば、水かきのようにも見える葉をながめているうち、カエルの化身かと思えてきます。いずれにしても動物の名に不思議と縁のある植物です。

改良種の中には丈の短かめのものもありますが、花の大きさにくらべて細く長い茎が気にかかります。こんな茎の繊細な線で、薄くはあるがたくさんつけている花びらを支えられるのかと思ってしまうのです。そんな心配をよそに、ラナンキュラスの花は、ニュウッと伸びた茎の頭にバレエの衣装のチュチュのような軽やかさと華やかさをもった花をかかげ、春の進み具合をきょろきょろと偵察しているようにもみえます。

そして自然界では動物たちの動きも一段と活発になっていくのです。(光加)

ヴィーナスの息ラナンキュラスをふくらませ 光加

カテゴリー: à la carte (アラカルト), 花

a la carte_花吹雪

caffe kigosai 投稿日:2014年4月16日 作成者: youko2014年4月24日

yosino4月13日、14日と吉野山で恒例の花の句会がありました。私は、十年余り通い続けていますが、今年はまさに満開の花を見ることができました。

これまで、咲き始めたばかり、逆にほとんど散っていたり、雨だったりと、さまざまなその年の花を見てきました。今年は、下千本、中千本が満開。上千本もほぼ満開で、奥千本は咲きはじめという花見のベストタイミングでした。14日朝は快晴で、句会は満開の花の吉野山を一望できる大広間で行われました。

吹き上げて谷の花くる吉野建  飴山 實

まさにこの句の通りです。心奪われたのは、花吹雪のショータイムと呼びたい光景でした。前触れの一陣の風が大きな玻璃戸を鳴らします。一呼吸おいて、谷からたくさんの花びらが勢いよく吹き上がってきます。天上に飛んでいくのかと思うほどです。風に乗って花びらはくるくる舞いながら、上下左右に飛びまわり、山手にさっとはけてしまいます。再び風が吹くと、次の花吹雪がやってきて存分に舞ってくれます。今年の美しい花の句会を、生涯忘れないと思います。(洋子)

朝の句座のぞきにくるよ花吹雪  洋子

a la carte 灌仏会

caffe kigosai 投稿日:2014年4月8日 作成者: youko2014年4月9日

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4月8日は釈迦の誕生日とされ、その降誕を祝して行う法会が灌仏会です。仏生会、降誕会、花祭などとも言います。花で飾った小さな堂(花御堂)を作り、中に甘茶を湛えた水盤を置き、誕生仏を安置し、甘茶を灌ぎます。

釈迦は生まれた時、天地を指して七歩進み「天上天下唯我独尊」(宇宙間に自分より尊いものはない)と唱えたと言います。その時龍王が甘露の雨を降らせたという言い伝えにより、水盤の甘茶を柄杓で掬い、右手で天を指す小さな誕生仏に灌ぎます。

今日、四天王寺の灌仏会に行き、誕生仏に甘茶を灌いできました。お参りする人々にひっきりなしに甘茶を灌がれ、湯気が立ちそうなつやつやの誕生仏でした。甘茶の接待も受けました。ほのかな甘みがありおいしかったです。

灌仏の日に生れあふ鹿の子かな  芭蕉

灌仏会と言えば、晴れやかなこの句が真っ先に浮かびます。今日は暖かく、池の亀はのんびり泳いだり甲羅干しをしていました。鹿の子だけでなく、灌仏の日に誕生した亀の子もいたことでしょう。灌仏の日に生まれた全ての生き物に誕生おめでとうと言いたいです。(洋子)

灌仏会天地の間に生まれけり  洋子

スノーフレーク

caffe kigosai 投稿日:2014年4月4日 作成者: koka2014年6月21日

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大待雪草〔おおまつゆきそう〕という名のほかに、鈴蘭水仙という名もあるスノーフレーク。けれど(雪のひとひら)という意味の「スノーフレーク」とそのまま呼んだほうが、その清楚な花の色と姿に似つかわしい気がします。

葉はまっすぐに伸び、先まで40センチほどの明るい緑色で水仙の葉によく似ています。純白の花は釣鐘のように下を向き、一本の花茎におのおの距離を置き数個下がって咲きます。花と葉をみれば鈴蘭水仙といわれる理由がわかります。

小さな花の6つに分かれた花びらの先端近くに、緑の斑点がそれぞれについているのが大きな特徴で、英語名はsummer snow flake,夏の雪のかけら、の意味です。ヨーロッパ中南部原産で園芸種もたくさんあります。

数年前、オーストリアのウイーンから車で2時間あまりのグラーツでいけばなのセミナーに招かれた事がありました。このグループでの催しは初めての運営ながら大成功に終わったのは、先頭にたって家族ぐるみで計画から実行まで親身になって切り回してくれたDさんのおかげでした。大学教授のご主人は連絡と花器や花材をはこぶドライバー。本番の週末はカメラマンに徹して記録係。お嬢さんのTさんはボーイフレンドまでまき込んで会場設営はじめもろもろの細かいことを率先して手伝っていました。

この街を発ちウイーンに戻るとき、見送りにきてくれたこのTさんが〔さよなら〕のキスとともに渡してくれたのが、庭に今を盛りと咲いてたこのスノーフレークでした。くしゃくしゃの茶色い紙の中から出てきたそのひがんばな科の花は日本のものより少し大ぶりで、花びらの緑の点の色もわずかに薄かったのですが、どう見てもそれはスノーフレーク。「オーストリアでは、このあたりだったら今頃どこでも咲いているのではないかしら,このfruhlingsknotenblumeは。ちなみにfruhlingは春という意味」と彼女は説明してくれました。英語では頭に(夏)がつくスノーフレークですが、ドイツ語では(春)とつくのでした。グラーツでは2月末から3月になると見ごろをむかえ、もうすぐ一気に春の盛りを迎えるという自然の予告なのでしょう。

そういえば数十年前、東京の我が家の庭にもスノーフレークがあったことを思いだしました。毎年4月頃になると花壇の隅の同じところに咲いたのは 球根だからなのでしょう。花屋では切花では見かけたことはありませんが、近頃では園芸店では鉢で見かけることがあります。秋の初めには、秋咲きスノーフレークautumn snow flakeというピンクの淡い花を咲かせるものがあると聞いたので、今年は手に入れたいと思っているところです。(光加)

春深しスノーフレーク花ゆれて 光加

カテゴリー: à la carte (アラカルト), 花

今月の料理(4月)_蕗味噌の田楽

caffe kigosai 投稿日:2014年4月1日 作成者: yoshiko2014年5月13日

denngaku雪国の長い冬の終わりを告げる最初の山菜は蕗の薹です。

お天気の良い日
近くの里山から親指ほどの蕗の薹を摘んできました。今頃の雪はスノウパウダーとはほど遠く、ざくざくとまるでザラメのようで触れたところからどんどん解けていきます。

雪の中で蕗の薹は枯葉や朽ちた枝の下で斜めになったり、横になったり、とまるで春が来るまで寝ているような姿です。

 摘んできた蕗の薹を荒く刻み味噌と合え、蕗味噌を作ります。田楽は豆腐や茄子、こんにゃくなどが多いのですが豆腐は扱いが少し面倒なので、ここでは生麩を用いました。お豆腐の水切りや茄子を調理する手間が省け、蕗味噌さえ作っておけば他に何かと応用が利き便利です。

蕗の薹は市販の物はあくが強く
それを抑えたい時は一度ゆでこぼして使うか、切って少し水に晒しておくと、あくと苦味が和らぎます。

【作り方】
1・蕗味噌は蕗の薹を荒く刻みオイルでさっといためます。
2・全体にオイルが回ったら、味噌を入れ砂糖、みりん、酒で好みの味と硬さに仕上げます。使う味噌により甘さを加減してください。
3・生麩はテフロンのフライパンに並べうっすらと焦げ目をつけます。
焦がさないように注意して火が通ったら蕗味噌をぬり、オーブントースターで表面を炙り出来上がりです。

【分量】
蕗 10個から15個 (小さめのもの)
味噌 50から60グラム 
砂糖 適量
みりん 適量
酒 適量
生麩 一本

 
田楽や花見詣での人とほる   善子 

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「カフェきごさいズーム句会」のご案内

「カフェきごさいズーム句会」(飛岡光枝選)はズームでの句会で、全国、海外どこからでも参加できます。

  • 第三十七回 2026年4月11日(土)13時30分
      (原則第二土曜日です)
  • 前日投句5句、当日席題3句の2座(当日欠席の場合は1座目の欠席投句が可能です)
  • 年会費 6,000円
  • 見学(1回・無料)も可能です。メニューの「お問い合せ」欄からお申込みください。
  • 申し込みは こちら からどうぞ

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スタッフのプロフィール

飛岡光枝(とびおかみつえ)
 
5月生まれのふたご座。句集に『白玉』。サイト「カフェきごさい」店長。俳句結社「古志」題詠欄選者。好きなお茶は「ジンジャーティ」
高田正子(たかだまさこ)
 
7月生まれのしし座。俳句結社「青麗」主宰。句集に『玩具』『花実』『青麗』。著書に『子どもの一句』『日々季語日和』『黒田杏子の俳句 櫻・螢・巡禮』。和光大・成蹊大講師。
福島光加(ふくしまこうか)
4月生まれのおひつじ座。草月流本部講師。ワークショップなどで50カ国近くを訪問。作る俳句は、植物の句と食物の句が多い。
木下洋子(きのしたようこ)
12月生まれのいて座。句集に『初戎』。好きなものは狂言と落語。
趙栄順(ちょよんすん)
同人誌『鳳仙花』編集長、6月生まれのふたご座好きなことは料理、孫と遊ぶこと。
花井淳(はない じゅん)
5月生まれの牡牛座、本業はエンジニア、これまで仕事で方々へ。一番の趣味は内外のお酒。金沢在住。
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