【初折の裏】
二 緖締の玉の渋きかんざし 淳(雑)
三 閨を出づめ組の法被ひるがへし 由美子(雑・恋)
四 品川沖に現れし黒船 靖彦(雑)
五
お待たせいたしました
残念ながら再募集
「黒船」に関わることは前句の続きになってしまします
「黒船」に振り回される
あるいはうまく利用する人物を
「め組の法被」に戻らないように
描くところです
【付句候補】
・△
おわい屋はエスデイージーズに首傾げ(りえこ)
(おわい屋が忙しい句に)
饅頭屋餅搗きながら聞く噂(桃瑪)
(饅頭屋が儲ける句に)
・
ほら話見極めんとて人だかり
どさくさに紛れて盗む金の茶器
大海を悠々進む羅針盤
赤黒く煮え立つ肉を平らげて
またたく間音声翻訳アイフォンで
メリケンへ初めて横断太平洋
空っぽの酒樽ばかり転がりて